中小企業診断士の通信講座を探していると、必ず候補に入ってくるのがスタディング 中小企業診断士講座です。

スタディングは、スマホを中心に講義・問題演習・復習・学習管理まで進められるオンライン講座で、通学型予備校と比較して受講料がかなり安いことでも知られています。

一方、評判を調べると、

  • 内容が少ないのではないか
  • 紙テキストがないと勉強しにくい
  • 2次試験対策は弱いのではないか
  • AI問題復習が多すぎる
  • 質問できる回数が少ない

といった口コミも見つかります。

結論からいうと、スタディングは「仕事をしながらスキマ時間を使って1次・2次試験の合格を狙いたい人」には非常に相性のよい中小企業診断士講座です。

特に2026年からは、質問回数無制限・2次試験AI添削・合格伴走LIVEを利用できる「パーフェクトサポート」が登場し、従来弱点とされていたサポート面も大幅に強化されています。

2025年度試験では、スタディング受講生から1次試験517名、2次試験176名の合格者を公表しており、2023~2025年度の3年間について「合格者数No.1」と案内しています。

ただし、すべての人におすすめできるわけではありません。

紙教材を中心に勉強したい人、教室へ通いたい人、2次試験で人間の講師による答案添削を重視する人には、診断士ゼミナール・アガルート・TACなども比較した方がよいでしょう。

この記事では、スタディング 中小企業診断士講座の良い評判・悪い評判、料金、教材、AI機能、合格実績、2次試験対策まで詳しく解説します。

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スタディング 中小企業診断士講座の評判を先にまとめると

スタディングの評判を整理すると、最大の強みは低価格・スマホ学習・AIを活用した効率的な復習です。

一方、オンライン講座である以上、通学型予備校のような教室や対面指導はありません。

また、コースによって質問回数や2次試験のAI添削など、利用できるサポート内容が異なります。

スタディング中小企業診断士講座の評判まとめ
良いところ
✓ 4万円台から1次・2次試験対策を始められる
✓ スマホで講義・問題演習・復習まで完結しやすい
✓ AI問題復習で苦手論点を繰り返せる
✓ 1次試験の問題演習量が豊富
✓ 2次試験はAI添削にも対応
✓ 2025年度は2次試験合格者176名
気になるところ
△ 紙教材は基本的にオプション
△ AI問題復習が多いと感じる人もいる
△ ミニマム・スタンダードは質問回数に制限がある
△ AI添削は人間の講師による添削ではない
△ 教室・対面授業はない
おすすめな人
✓ 忙しい社会人
✓ 通勤時間・昼休みを勉強時間にしたい人
✓ 費用を抑えて1次・2次対策をしたい人
✓ AI機能を使って効率よく復習したい人

スタディング 中小企業診断士講座の良い評判・メリット

1.スマホを使ってスキマ時間に勉強しやすい

スタディング最大の特徴は、スマホ学習を前提として講座が設計されていることです。

動画講義・WEBテキスト・問題演習・AI問題復習などをスマホから利用できるため、通勤時間や昼休みなどを勉強時間へ変えやすくなっています。

実際の2025年度合格者からも、通勤時間を利用して学習したという体験談が多数確認できます。

中小企業診断士試験は1次試験だけでも7科目あり、仕事をしながら受験する人にとって「毎日まとまった時間を確保すること」が難しい資格です。

10分・20分の細切れ時間を積み上げられることは、スタディングを使う大きなメリットでしょう。

2.AI問題復習で苦手論点を自動的に繰り返せる

スタディングで特徴的なのがAI問題復習です。

問題の正誤や理解度などをもとに、復習すべき問題をAIが自動的に出題します。

中小企業診断士1次試験では、7科目を同時に勉強するため、一度理解した論点も時間が経つと忘れてしまいます。

AI問題復習を使えば、毎日「今日はどの問題を復習しよう」と自分で考える手間を減らせます。

特に仕事をしながら受験する人にとって、勉強内容を考える時間ではなく、問題を解く時間そのものに集中できる点は大きなメリットです。

3.「学習マップ」で1次7科目を整理しやすい

スタディングでは、講義内容を体系的に整理するための学習マップが用意されています。

中小企業診断士試験は、企業経営理論・財務会計・運営管理・経済学・経営法務・経営情報システム・中小企業経営政策と、科目数が非常に多い試験です。

単純にテキストを頭から読み進めているだけでは、「今学んでいる論点がどこに位置するのか」が分かりにくくなることがあります。

学習マップを使えば、知識同士の関係を俯瞰しながら学習しやすくなります。

冊子版の学習マップも用意されており、試験直前のファイナルペーパーとして利用することもできます。

4.1次試験の問題演習量がかなり多い

「スタディングは安いから問題量も少ないのでは?」と心配する人もいるでしょう。

しかし、2027年度の主要コースでは、1次試験対策として、

  • スマート問題集:902問
  • 過去問セレクト講座:814問
  • 年度別過去問題集:全7科目1,816問

などが用意されています。

重要論点を講義で理解したあと、短い問題演習を繰り返し、その後に過去問へ進む構成です。

インプットだけで終わらず、1次試験のアウトプットまで一つの講座内で進められる点は評価できます。

5.2次試験のAI添削が利用できる

以前のスタディングに対しては、「2次試験の答案添削がない」という評価が見られました。

しかし、現在はこの情報はそのまま当てはまりません。

2027年度のパーフェクトサポートなどでは、2次試験の事例Ⅰ~ⅢについてAIによる答案添削を利用できます。

対象は97問で、最大300回まで添削可能です。

答案を送信すると短時間で評価・フィードバックを確認できるため、2次試験直前期に大量の答案を回したい人には使いやすい仕組みです。

ただし、これは人間の講師による個別添削ではなく生成AIを利用した添削です。

スタディング公式も、AIによる説明には誤情報や不適切な内容が含まれる可能性があり、絶対的な正解を保証するものではないと注意書きを掲載しています。

そのため、AI添削は「答案を何度も回すための効率化ツール」として活用するのがよいでしょう。

6.パーフェクトサポートなら質問回数が無制限

質問サポートについても、現在のスタディングは以前より強化されています。

2027年度の1次2次合格コース パーフェクトサポートでは、講師への質問回数が無制限です。

一方、スタンダードではQ&Aチケット10枚が付属します。

つまり、「スタディングは質問できない」という古い口コミは、現在の講座内容とは異なります。

疑問点を頻繁に質問したい人はパーフェクトサポート、基本的には自分で学習し必要なときだけ質問したい人はスタンダードという選び方ができます。

7.2025年度は1次517名・2次176名が合格

スタディングの中小企業診断士講座は、合格実績も大きく伸びています。

2025年度試験では、

  • 1次試験合格者:517名
  • 2次試験合格者:176名

を公表しています。

また、2023~2025年度について、スタディングは通信講座・スクールの中で3年連続「合格者数No.1」と案内しています。

なお、このNo.1表記はスタディング自身が公表情報を調査した結果によるものです。

各予備校で合格実績の集計方法が異なるため、単純比較は避けるべきですが、低価格オンライン講座でありながら多数の2次試験合格者が出ていることは確認できます。

参考:スタディング 中小企業診断士講座公式

スタディング 中小企業診断士講座の悪い評判・デメリット

1.テキストと問題解説にズレを感じるという口コミ

第三者メディアが紹介している受講者の口コミには、問題解説に出てくる内容がテキストに十分載っていないように感じる、という声があります。

スタディングは、試験範囲をすべて細かく説明するのではなく、合格に必要な論点へ絞って講義を構成するタイプです。

そのため、網羅型の教材を好む人には「説明が薄い」と感じる場合があります。

反対に、細かい論点まで全部覚えようとして時間を使いすぎる人には、重要論点へ絞った教材がメリットになります。

2.AI問題復習が多すぎて負担に感じる人もいる

AI問題復習は便利な機能ですが、受講者全員が使いやすいと感じるわけではありません。

スタディング公式のQ&Aには、受講者から「復習問題が増えてモチベーションを維持できない」「平日はAI復習だけで終わってしまう」という趣旨の相談が実際に投稿されています。

AIが問題を出してくれるからといって、その日の問題をすべて必ず消化しなければならないわけではありません。

本講義・過去問・2次試験対策とのバランスを見ながら利用することが重要です。

3.問題の答えそのものを覚えてしまうことがある

繰り返し問題を解くオンライン学習では、選択肢の内容を理解する前に「この問題はアが正解だった」と答えを覚えてしまうことがあります。

実際、スタディング公式Q&Aにも同様の悩みを相談する受講者がいます。

中小企業診断士試験では、単なる正誤暗記ではなく、「なぜその選択肢が正しいのか・間違っているのか」を説明できる状態まで理解することが重要です。

正答率だけを上げるのではなく、解説を読んで根拠まで確認する使い方を意識しましょう。

4.紙テキストは標準ではなくオプション

スタディングは基本的にオンライン教材中心です。

2027年度版では、1次試験7科目の冊子版テキスト+学習マップを19,800円のオプションで追加できます。

そのため、紙へマーカーを引き、余白へ書き込みながら学習したい人は追加費用が必要です。

ただし、以前のスタディングのように「紙教材が一切存在しない」わけではありません。

5.2次試験AI添削は人による個別添削ではない

スタディングのAI添削は、答案を大量に回すには非常に便利です。

一方、中小企業診断士の2次試験は模範解答や採点基準が公式に公開されていないため、答案の評価自体が難しい試験でもあります。

AI添削だけで不安な人や、講師から「なぜこの答案では点が取れないのか」を細かく指導してほしい人には、人による添削を行う講座の方が向いている場合があります。

6.教室へ通って学習することはできない

スタディングはオンライン講座なので、TACのような教室通学はありません。

「自宅ではどうしても勉強しない」「決まった曜日に教室へ行った方が続く」という人にはデメリットです。

一方、パーフェクトサポートでは月1回程度の合格伴走LIVEが新設され、オンライン講座で不足しやすいペース管理・モチベーション維持を補う仕組みも追加されています。

悪い口コミから分かる注意点
△ 要点を絞った教材なので網羅性を求める人には物足りない場合がある
△ AI問題復習がたまり、負担に感じる人もいる
△ 問題の正解そのものを覚えてしまうことがある
△ 紙教材は追加料金が必要
△ AI添削は人間の講師による答案添削ではない
△ 教室通学はできない
Context会計事務所の見解: スタディングの弱点は「安いから内容が薄い」というより、 オンラインで効率化していることによる学習スタイルとの相性です。 スマホ中心で自分から学習できる人には強い一方、 対面授業・人による添削・紙中心の学習を重視する人には他校も比較した方がよいでしょう。

スタディング 中小企業診断士講座の料金【2026年最新】

2027年度試験対応コースの主な料金は次のとおりです。

コース 料金 特徴
ミニマム 48,400円~ 主に動画講義でインプット
スタンダード 48,400円~
9/30まで/通常59,400円~
問題集・過去問・Q&A10枚まで含む
パーフェクトサポート 74,800円~ 質問無制限・AI添削・伴走LIVE
冊子版テキスト+学習マップ 19,800円 1次7科目の紙教材オプション
※2026年9月17日時点。キャンペーン・料金は変更される場合があります。

今ならスタンダードとミニマムが同じ48,400円

2026年9月30日までは、スタンダードが11,000円OFFとなり、ペーパーレス版は48,400円から申し込めます。

通常59,400円なので、現在はミニマムと同水準の料金です。

初学者でこれから1次・2次試験を目指すなら、問題集・過去問・Q&Aまで含まれるスタンダードの方が選びやすいでしょう。

スタディングの2次試験対策は弱い?現在はAI添削まで対応

スタディングの評判を調べると、「2次試験対策が弱い」「答案添削がない」という古い情報を見かけることがあります。

しかし、現在の講座内容を見ると、この評価はそのままでは当てはまりません。

2027年度のパーフェクトサポートでは、

  • 2次合格メソッド講座
  • 事例Ⅳ演習講座
  • 過去問10年分
  • 2次基礎講座
  • AI添削
  • 講師への質問

まで利用できます。

特にAI添削は事例Ⅰ~Ⅲの97問が対象で、最大300回まで利用可能です。

一方で、人間の講師が一枚一枚答案を読んで添削するサービスではありません。

大量に答案を書いてPDCAを回したい人にはスタディング、人による個別添削を重視する人は他講座も比較するという考え方がよいでしょう。

公認会計士が見る「財務・会計」と事例Ⅳの学習ポイント

中小企業診断士試験の中でも、会計系の受験生以外が苦戦しやすいのが財務・会計です。

財務・会計は1次試験だけで終わる科目ではなく、2次試験の事例Ⅳにも直結します。

そのため、一次試験でギリギリ60点を取るためだけの暗記ではなく、

  • 財務諸表の構造
  • 損益分岐点分析
  • NPV・投資意思決定
  • 経営分析
  • キャッシュフロー

などを「計算手順まで理解して使える状態」にしておくことが重要です。

スタディングには簿記入門講座も含まれるコースがあるため、簿記未経験者でも基礎から学習できます。

財務・会計だけはスマホで講義を見るだけで済ませず、実際に紙へ計算過程を書きながら問題を解くことをおすすめします。

スタディング・診断士ゼミナール・アガルート・TACを比較

← スマホでは左右にスクロールできます →
比較 スタディング 診断士ゼミナール アガルート TAC
料金目安 48,400円~ 59,780円 107,800円~ 295,000円~
Web・早割
学習形式 オンライン 通信 オンライン 通学・Web
特徴 AI・スマホ・合格実績 低価格・質問・長期サポート 講義・人による添削 教室・大手予備校
向いている人 スキマ時間・効率重視 低価格+長期サポート 添削・サポート重視 教室で学びたい人
※2026年9月17日時点。各社でコース内容・キャンペーン・添削範囲が異なります。

診断士ゼミナールは2027年度1次・2次プレミアムフルコースが59,780円で、スタディングと同様に低価格帯です。

アガルートは1次・2次対策ライトが107,800円、フルが217,800円で、人による添削を含む2次試験対策を重視する人に比較候補となります。

TACは2027年1・2次ストレート本科生のWeb通信が早割295,000円で、教室講座も利用できます。

他の中小企業診断士講座も比較したい方は、中小企業診断士講座おすすめ比較も参考にしてください。

スタディング 中小企業診断士講座が向いている人

  • 仕事をしながら中小企業診断士を目指す人
  • 通勤時間や昼休みを勉強時間にしたい人
  • 10万円以内で1次・2次対策をしたい人
  • AI問題復習を使って効率よく学びたい人
  • 基本的に自分で学習を進められる人
  • スマホ・PCでの勉強に抵抗がない人

特に、まとまった勉強時間を確保しにくい社会人にはスタディングのメリットを活かしやすいでしょう。

スタディング 中小企業診断士講座が向いていない人

  • 教室へ通って強制的に勉強したい人
  • 紙教材だけで学習したい人
  • 人間の講師による2次答案添削を重視する人
  • すべての論点を網羅的に詳しく学びたい人
  • 学習計画を完全に講師へ管理してほしい人

このような人は、TACやアガルートなども比較した方がよいでしょう。

スタディング 中小企業診断士講座に関するよくある質問

Q1.スタディングだけで中小企業診断士に合格できますか?

実際にスタディングのみを中心に勉強して合格した受講生は多数います。2025年度は2次試験合格者176名を公表しています。ただし、教材との相性や学習時間によって結果は異なります。

Q2.スタディングの合格率は?

受講生全体を母数とした合格率は公表されていません。2025年度は1次517名・2次176名の合格者数を公表しています。

Q3.2次試験の添削はありますか?

現在はAI添削があります。対象コースでは事例Ⅰ~Ⅲの97問について最大300回利用できます。ただし、人間の講師による答案添削ではありません。

Q4.質問はできますか?

できます。スタンダードにはQ&Aチケット10枚が付き、パーフェクトサポートでは講師への質問が無制限です。

Q5.紙のテキストはありますか?

あります。2027年度版では1次7科目の冊子版テキスト・学習マップを19,800円で追加できます。

Q6.どのコースがおすすめですか?

初学者なら、問題演習・過去問・Q&Aまで含まれるスタンダードが選びやすいです。質問を多くしたい人、2次試験サポートを重視する人はパーフェクトサポートを検討するとよいでしょう。

Q7.ミニマムとスタンダードの違いは?

ミニマムは主に基礎講義によるインプット向けです。スタンダードではスマート問題集・過去問セレクト・年度別過去問・Q&Aチケットなどが追加されます。

Q8.AI問題復習だけやれば大丈夫ですか?

AI問題復習だけでは不十分です。基礎講義・過去問・模試などと組み合わせ、問題の正解を覚えるだけでなく理由まで理解することが重要です。

Q9.財務・会計が苦手でも大丈夫ですか?

スタンダード以上には簿記入門講座が含まれるため、簿記未経験からでも始められます。ただし、財務・会計は2次試験の事例Ⅳにもつながるため、早めに計算問題へ慣れておくことをおすすめします。

Q10.無料体験はできますか?

できます。動画講義や問題演習などを無料で試せるため、スマホ学習との相性を確認してから申し込むと失敗しにくいでしょう。

まとめ|スタディングは忙しい社会人に強い中小企業診断士講座

スタディング 中小企業診断士講座は、低価格だけが魅力の講座ではありません。

スマホ講義・学習マップ・AI問題復習・豊富な過去問に加え、現在は2次試験AI添削や質問無制限のパーフェクトサポートまで用意されています。

2025年度は1次試験517名、2次試験176名の合格者を公表しており、オンライン講座として合格実績も豊富です。

一方、紙教材はオプションであり、AI添削は人による個別添削ではありません。

料金・スマホ学習・効率を重視するならスタディング、人による添削を重視するならアガルート、低価格+長期サポートなら診断士ゼミナール、教室通学ならTACという違いで比較すると分かりやすいでしょう。

特に、仕事をしながら中小企業診断士試験のストレート合格を狙う人には、スタディングは有力な候補です。

著者情報

早川覚
早川覚公認会計士・Context会計事務所代表
公認会計士、Context会計事務所・株式会社ContextJapan代表として、会計ソフト導入支援、コンサルを行っている。その他、法人化、バックオフィス整備等、経営者の裏方業務を専門としている。