税理士講座を探していると、昔から必ず候補に入ってくるのが資格の大原です。

知名度が高く、校舎も多く、合格実績の訴求も強いので、「やっぱり大原が無難なのでは」と感じる人は少なくありません。

ただ、受講料は決して安くありませんし、今はスタディングやクレアールのような低価格の通信講座もあります。

そのため、気になるのは「実際の評判はどうなのか」「自分に本当に合うのか」という点でしょう。

結論からいうと、資格の大原の税理士講座は、王道の学習環境で着実に合格を狙いたい人にはかなり強い講座です。

とくに、通学・映像通学・Web通信など選択肢が多く、講師・教材・演習・答練まで含めて“受験校らしい総合力”があるのが大きな魅力です。

一方で、料金の安さだけを重視する人や、完全に自分のペースだけで軽く回したい人にはオーバースペックになりやすい面もあります。

資格の大原は、2025年度税理士試験について「大原生官報合格占有率48.5%(2026年1月8日現在)」を案内しており、欠席フォローやアプリへのWeb講義ダウンロードなども公式に打ち出しています。

この記事では、資格の大原 税理士講座の良い評判・悪い評判を整理したうえで、向いている人、向いていない人、料金、他社比較までまとめていきます。

税理士試験は科目合格制で、会計2科目と税法3科目の合計5科目に達すれば合格となる長期戦です。

だからこそ、「なんとなく有名だから」で選ぶより、続けやすさと合格までの再現性で選ぶことが重要です。税理士試験は各科目60%が合格基準で、一度合格した科目は生涯有効です。

受験資格も会計科目の簿記論・財務諸表論については緩和され、誰でも受験できるようになっています。

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この記事でわかること

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1

資格の大原税理士講座の詳しい特徴・どんな人におすすめなのか

2

資格の大原税理士講座を実際に受講している人の口コミ・評判

3

資格の大原税理士講座と他社との比較分析

目次

資格の大原 税理士講座の評判を先にまとめると

先に要点だけまとめると、資格の大原 税理士講座の評判は、次のように整理できます。

良い評判として多いのは、講義が王道でわかりやすい、教材がしっかりしている、答練や模試まで含めて本試験に向けた流れを作りやすい、通学や質問環境が整っていて学習がブレにくいという点です。

税理士試験は「理解したつもり」では点数になりにくく、演習の積み上げと修正の繰り返しが必要です。その意味で、大原のような“受験校型”の講座は相性がいい人が多いです。

公式にも、教室通学・映像通学・Web通信・DVD通信など複数の受講形態、欠席フォロー、Web受講、講義動画のダウンロード機能などが用意されています。

一方で、悪い評判として出やすいのは、料金が高め、講座の情報量が多くて人によっては重たく感じる、通信だけで安く済ませたい人には他社のほうが魅力的に見えるという点です。

実際、2026年受験対策の料金表を見ると、たとえば9月開講の初学者一発合格コースは、簿記論・財務諸表論・消費税法のWeb通信で各157,000円、相続税法は256,000円、映像通学はさらに上の価格帯です。

スタディングの主要税法が46,800円からであることを踏まえると、費用差はかなり大きいです。

つまり、大原の評判は一言でいえば、「安さではなく、受験校としての総合力を買う講座」という評価に集約されます。ここを理解せずに「最安ではない」という理由だけで切ると、逆にもったいない人もいます。

結論を先にチェック

資格の大原 税理士講座の評判まとめ

資格の大原は、王道の受験校らしい安心感と総合力を重視したい人から高く評価されている講座です。料金は安くありませんが、講義・教材・答練・フォローまで含めて、しっかり学習環境を整えたい人には有力な選択肢です。

良い評判

  • 講義がわかりやすく、教材も王道で学習しやすい
  • 答練・模試まで含めて本試験対策がしやすい
  • 通学・映像通学・Web通信など学習スタイルを選びやすい

気になる点

  • 受講料は格安通信講座と比べると高め
  • 人によっては講座の情報量が多く感じやすい
  • スマホ完結の手軽さを最優先する人にはやや重い

向いている人

  • 独学に不安があり、王道のカリキュラムで学びたい人
  • 演習・答練まで含めて着実に実力をつけたい人
  • 安さよりも、受験校としての安心感を重視したい人

資格の大原 税理士講座の良い評判・メリット

資格の大原の強みは、単に「昔から有名な予備校」ということではありません。

講義・教材・問題演習・答練・模試まで含めて税理士試験対策の環境が整っており、通学からWeb通信まで、自分の生活スタイルに合わせて受講方法を選びやすいことが特徴です。

ここでは、資格の大原 税理士講座を選ぶメリットを、公式情報も確認しながら紹介します。

1. 講義・教材・答練まで一貫して学べる

資格の大原の大きなメリットは、講義を受けて終わりではなく、本試験までの学習を一つの流れとして進めやすいことです。

税理士試験では、講義を聞いて内容を理解するだけでは十分ではありません。

簿記論・財務諸表論では計算問題を繰り返して処理速度を上げる必要があり、税法科目では計算に加えて理論を正確に覚え、本試験で答案として書ける状態まで仕上げる必要があります。

そのため、

  • 講義で論点を理解する
  • 問題演習で知識を定着させる
  • 答練で得点力を確認する
  • 模試で本試験への対応力を高める

というサイクルを継続することが重要です。

大原では、受験指導を行う専任講師がオリジナル教材や答練などを作成しています。

また、コースによっては確認テスト、実力判定公開模擬試験、直前対策模擬試験、全国統一公開模擬試験なども用意されており、インプットから本試験を想定したアウトプットまで段階的に進められるカリキュラムになっています。

「次に何を勉強すればいいのか迷いたくない人」や「独学で学習計画を立てるのが不安な人」には、特に使いやすい講座といえるでしょう。

参考:資格の大原「大原の税理士講座」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_other_05

2. 通学・映像通学・Web通信など受講方法を選びやすい

資格の大原というと「校舎に通う予備校」というイメージを持つ人も多いでしょう。

しかし現在は、通学だけではなく通信講座にも対応しています。

2027年受験対策の初学者一発合格コースでは、講義スタイルや科目によって、

  • 教室通学
  • 映像通学
  • Web通信
  • DVD通信
  • 資料通信

などから受講方法を選択できます。

これは、働きながら税理士を目指す社会人にとって大きなメリットです。

たとえば、決まった時間に勉強する習慣をつけたい人なら教室通学、自分の都合に合わせて校舎で受講したいなら映像通学、自宅や移動時間を中心に勉強したいならWeb通信といった選び方ができます。

また、対象講座ではWeb講義によるフォローも用意されているため、急な仕事や予定によって教室講義へ出席できない場合でも、学習の遅れを防ぎやすくなっています。

「通学の強制力も欲しいけれど、仕事が忙しい日はWebも使いたい」という社会人受験生とは特に相性がよいでしょう。

参考:資格の大原「2027年受験対策 パック・コース一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_course_list_2027

参考:資格の大原「安心の欠席サポート」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature_07

3. Web通信・オンライン学習にも力を入れている

大原は通学型予備校として知られていますが、現在はオンラインで学習できる環境も整っています。

特に特徴的なのが、参加型Webライブ講義を受講できる**「オンライン校(オハライブ)」**です。

オンライン校ではリアルタイムで講義を受講でき、リアクションやチャットを利用した質問にも対応しています。

さらに、講義担当者が担任として受講生をサポートする仕組みになっており、単に録画された講義を見るだけの通信講座とは少し異なります。

決まった日時に講義へ参加することで学習習慣を作りやすいため、

「自宅で受講したいけれど、完全な一人学習では続けられるか不安」

という人にも向いています。

また、通常のWeb講義も用意されており、通学講座でも対象コースではWeb講義によるフォローを利用できます。

そのため、「大原=校舎へ通わなければメリットがない」と考える必要はありません。

予備校の指導やサポートを受けながら、オンライン中心で税理士試験を目指したい人にとっても選択肢になります。

参考:資格の大原「大原の税理士講座」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature

参考:資格の大原「2027年受験対策 パック・コース一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_course_list_2027

4. 2025年度は官報合格者256名・占有率48.5%

税理士講座を比較するうえで、大原の合格実績は無視できません。

資格の大原によると、2025年度(第75回)税理士試験では、**大原生の官報合格者は256名、官報合格占有率は48.5%**となっています。

官報合格とは、税理士試験の5科目に合格して官報へ氏名が掲載されることです。

もちろん、合格者数だけを見て「大原を受講すれば合格できる」と判断することはできません。

ただ、大原では合格実績の集計条件も公開しています。

大原生合格者は、全国大原グループにおいて、授業・模擬試験などが含まれたコースで税理士試験合格に必要な受験科目の過半数を受講した人が対象です。

公開模試だけを受講した人、出版教材のみを購入した人、資料請求者などは合格実績に含めていないことも明記されています。

単に「合格者多数」と掲載するだけでなく、どのような受講生を合格者として集計しているのかまで公表している点は確認しておきたいポイントです。

長年にわたり多くの税理士受験生を指導してきた実績は、特に初めて税理士試験へ挑戦する人にとって、一つの安心材料になるでしょう。

参考:資格の大原「税理士 官報合格実績」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature_01

5. 忙しい社会人向けの「時間の達人」もある

「大原は講義時間が長く、社会人には重たいのでは」と感じる人もいるでしょう。

そこで注目したいのが、講義時間を60分に凝縮した**「時間の達人」シリーズ**です。

大原によると、時間の達人シリーズは学習項目を減らすのではなく、学習内容を60分の講義に凝縮した講義スタイルです。

大原では、

「講義3時間」から「講義1時間+復習2時間」へ

という考え方を示しており、講義を見る時間を短縮した分、自分で問題を解いたり復習したりする時間を確保しやすくなっています。

2027年受験対策では、9月開講の初学者一発合格コースについて、簿記論・財務諸表論・相続税法・消費税法などで「時間の達人」が用意されています。

税理士試験では、講義を長時間視聴することそのものが目的ではありません。

講義で内容を理解したあとに、自分で問題を解き、間違えたところを復習する時間を確保することが重要です。

その意味でも、

「大手予備校のカリキュラムは利用したい。しかし、仕事をしながら長時間の講義を消化するのは難しい」

という社会人には、「時間の達人」も有力な選択肢になります。

大原は昔ながらの通学型予備校というだけではなく、通学・Web通信・オンライン校・短時間講義まで、受験生の生活スタイルに合わせた選択肢を広げている点もメリットといえるでしょう。

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_other_05

参考:資格の大原「2027年受験対策 パック・コース一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_course_list_2027

資格の大原 税理士講座の実際の口コミ・評判

ここまで資格の大原 税理士講座の特徴やメリットを紹介してきましたが、実際に受講した人はどのように感じているのでしょうか。

大原公式の合格者インタビューだけでなく、税理士受験生による合格体験記や、実際に大原と他校の両方を受講した人の体験談も確認しました。

「カリキュラム通りに進めることで合格につながった」という口コミ

中央経済社グループが運営する「会計人コースWeb」には、資格の大原のWeb通信を利用し、公務員として働きながら簿記論・財務諸表論に同時合格した受験生の体験記が掲載されています。

「予備校のカリキュラムを確実にこなすことを最も重視しました。」

この受験生は、大原の簿財同時パックをWeb通信で受講し、講義だけでなくミニテスト・問題集・確認テスト・模試など、配布された教材を基本的にすべてこなしたとしています。

特に興味深いのは、独自の教材へ次々と手を広げるのではなく、大原のカリキュラムに沿って淡々と学習したことを合格体験として挙げている点です。

税理士試験では教材選びや勉強方法について迷いやすいため、「何をどこまでやればよいのか」が最初から整理されていることは、大原のような大手予備校を利用するメリットといえるでしょう。

また、この受験生は直前期に大原の模試を毎週受験し、模試の解き直しや復習を中心に勉強したとしています。

出典:会計人コースWeb「公務員として働きながら簿・財同時合格!」
https://kaikeijin-course.jp/2025/03/05/67466/

「勉強のペースをつかみやすかった」という合格者の口コミ

資格の大原公式サイトにも、実際に税理士試験へ合格した受講生の声が掲載されています。

法人税法に合格した受講生からは、

「勉強ペースをつかみやすく理解度も高かったです。」

という声が寄せられています。

また別の官報合格者は、年末年始などの長期休暇前に講師と勉強スケジュールを確認しながら学習を進めたとしています。

税理士試験は数週間の短期学習ではなく、長期間にわたって勉強を続ける必要があります。

そのため、講義そのものだけでなく、講師に進捗や勉強方法を相談しながらペースを維持できることも、大原を利用するメリットでしょう。

ただし、大原公式サイトに掲載されているのは合格者の声であり、当然ながら好意的な意見が中心です。

そのため、本記事では公式の合格体験談だけで評価するのではなく、第三者による受講体験もあわせて参考にしています。

出典:資格の大原「税理士講座 喜びの声」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/casestudy

Web通信は「孤独になりやすい」というリアルな声も

一方、大原を受講すればすべてが楽になるわけではありません。

先ほど紹介した会計人コースWebの合格者は、Web通信について、

「本試験まで孤独な環境でした。」

とも振り返っています。

実際、この受験生は仕事で疲れて勉強する気が起きないとき、他の受験生のSNSや合格体験記などを見てモチベーションを維持していました。

これは大原そのものへの悪い評価というより、Web通信という学習スタイルの注意点といえます。

大原には教室通学やオンライン校などもあるため、

  • 一人でも計画的に勉強できる人 → Web通信
  • 自宅で学びながら講師や受講生とのつながりも欲しい人 → オンライン校
  • 一人だとサボりやすい人 → 教室通学

といった形で、自分の性格に合わせて受講スタイルを選ぶことが重要です。

通学と通信は「どちらが上」というより相性で選ぶ

2026年3月にYahoo!知恵袋へ投稿された大原税理士講座に関する質問では、簿記論・財務諸表論の合格者を名乗る回答者が、通学と通信の違いについて具体的に回答しています。

回答では、通学には講師や周囲の受験生がいることで学習への強制力が生まれやすい一方、通信には通学時間を問題演習へ回せることや、理解度に合わせて倍速・一時停止を利用できるメリットがあるとされています。

匿名のQ&Aであり、回答者の受講歴や合格歴を当サイトで確認できるものではないため、あくまで一受験生の意見として参考にする必要があります。

ただ、「通学だから良い」「Web通信だから劣る」というより、自分が学習を継続しやすい方法を選ぶことが重要という点は、大原の受講方法を選ぶ際にも参考になるでしょう。

参考:Yahoo!知恵袋「大原の税理士講座(社会人講座)について」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11326472206

実際の口コミから分かる大原税理士講座の評価

実際の受講者の声を確認すると、大原では特に、

  • カリキュラムに沿って学習を進めやすい
  • 問題を解く順番など本試験での解答戦略も学びやすい
  • 答練・模試まで一貫して対策できる
  • 講師へ勉強方法やスケジュールを相談できる

といった点が評価されています。

一方で、Web通信では一人で勉強する時間が長くなるため、モチベーション管理が必要という声もあります。

そのため大原は、「講義だけを安く視聴したい人」というより、カリキュラム・教材・答練・模試・講師のサポートまで活用しながら税理士試験対策を進めたい人に向いている講座と考えられます。

大原の税理士講座|実際の口コミをまとめると

実際の受講者から評価されていたポイント

✓ カリキュラムに沿って学習を進めやすい
✓ 答練・模試まで含めて本試験対策ができる
✓ 税法では問題を解く順番など「解答戦略」も学びやすい
✓ 講師に勉強方法や学習スケジュールを相談できる
✓ 働きながらWeb通信で簿記論・財務諸表論に合格した受講例もある

Context会計事務所の見解: 実際の受講者の声を見ると、大原は 講義・教材・問題演習・答練・模試まで、一つのカリキュラムに沿って着実に学習したい人 と相性のよい税理士講座といえます。

※会計人コースWeb、資格の大原公式の合格者体験談などを参考に整理しています。

資格の大原 税理士講座の悪い評判・デメリット

資格の大原は、講義・教材・答練・模試・学習サポートまで充実している一方、すべての受験生に向いているわけではありません。

ここでは口コミを見る前に、大原が公式に公表している受講料やカリキュラム、受講形式などから分かるデメリット・注意点を整理します。

1. 受講料の負担は決して小さくない

大原の税理士講座は、講義だけでなく教材・答練・模試・学習サポートなどを含んだ本格的な予備校型の講座です。

その分、受講に必要な費用もある程度まとまった金額になります。

たとえば2027年受験対策の「9月開講 初学者一発合格コース」では、財務諸表論の教室通学が**236,000円(税込)**です。

さらに簿記論・財務諸表論をまとめて受講する「簿記・財表初学者一発合格パック」は、教室通学で**398,000円(税込)**となっています。

また、大原グループの講座へ初めて申し込む場合には、受講料とは別に**入学金6,000円(税込)**が必要です。

もちろん、教材や答練、模試、質問対応などを含んだ料金であるため、単純に金額だけで高い・安いを判断することはできません。

ただし、できるだけ受講費用を抑えて税理士試験対策を始めたい人にとっては、まとまった初期費用が必要になることはデメリットといえるでしょう。

参考:資格の大原「9月開講 簿記・財表初学者一発合格パック」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_detail?id=14346

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース 財務諸表論」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_detail?id=14359

2. カリキュラムが充実している分、学習量も少なくない

大原のメリットとして、講義から答練・模試まで一貫して学習できる点を紹介しました。

しかし裏を返せば、しっかりカリキュラムを消化するためには相応の勉強時間が必要です。

2027年受験対策の9月開講「初学者一発合格コース」では、財務諸表論だけでも全57回。

簿記論と財務諸表論を同時に受講するパックでは、全114回のカリキュラムとなっています。

さらに講義を見るだけではなく、

  • テキストの復習
  • 問題集
  • 理論学習
  • 実力判定公開模擬試験
  • 直前対策模擬試験
  • 全国統一公開模擬試験
  • 直前予想模擬試験

などにも取り組んでいく必要があります。

大原自身も、講義外の学習を含めた「トータル学習指導」を重視しており、講義を受けるだけで完結する講座ではありません。

そのため、

「できるだけ少ない勉強時間で済ませたい」
「講義動画だけを見て自分のペースで勉強したい」

という人には、カリキュラムが重く感じられる可能性があります。

一方で、何を勉強すればいいのか自分で判断するのが苦手な人にとっては、この学習量の多さがむしろメリットになります。

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース 財務諸表論」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_detail?id=14359

参考:資格の大原「大原ならではの学習サポート」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature_09

3. コース・受講形式が多く、初めての人は選びにくい

選択肢の多さは大原のメリットですが、初めて税理士講座を選ぶ人にとっては、逆に分かりにくさにつながることがあります。

大原には、

  • 初学者一発合格コース
  • 初学者短期合格コース
  • 経験者年内完結コース
  • 経験者完全合格コース
  • 時間の達人シリーズ
  • 直前対策
  • 複数科目パック

など、学習経験や開講時期に応じた複数のコースがあります。

さらに、

  • 教室通学
  • 映像通学
  • Web通信
  • DVD通信
  • 資料通信
  • オンライン校

など受講スタイルも複数あります。

選択肢が豊富なのは大きな強みですが、

「自分はどのコースを選べばいいのか」
「通学とWeb通信のどちらが合っているのか」
「いつから始めるべきなのか」

を自分だけで判断しにくい人もいるでしょう。

大原では個別相談や講座説明も行っているため、初めて申し込む場合は、料金だけを見て決めるのではなく、現在の学習状況や受験予定科目を相談してからコースを選ぶのがおすすめです。

参考:資格の大原「税理士コース・パック一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_list

4. 「時間の達人」はすべての科目・受講形式に対応しているわけではない

忙しい社会人に便利なのが、講義内容を60分に凝縮した「時間の達人」シリーズです。

ただし、通常コースとまったく同じように、すべての科目・受講形式で利用できるわけではありません。

2027年受験対策の9月開講「時間の達人 初学者一発合格コース」は、

  • 簿記論
  • 財務諸表論
  • 相続税法
  • 消費税法

が対象となっており、学習スタイルも映像通学・Web通信が中心です。

たとえば法人税法・所得税法などを「時間の達人」で受講したい人にとっては、希望する時期やコースでは対象になっていない場合があります。

また、大原公式では「時間の達人」について、直前期以降の答練解説は最新情報を提供するため、通常の教室講義スタイルの映像になることも案内しています。

そのため、

「すべての講義を60分以内で受講したい」
「すべての税法科目で短時間講義を利用したい」

という人は、申込前に対象科目や講義形式を確認しておいた方がよいでしょう。

参考:資格の大原「時間の達人シリーズ」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_feature_11

参考:資格の大原「税理士コース・パック一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_list

大原のデメリットは「本格的な予備校」であることの裏返し

ここまで紹介したデメリットを見ると、大原に重大な欠点があるというより、本格的な受験指導を受けられる予備校であることの裏返しとなる部分が多いことが分かります。

講義・教材・問題演習・答練・模試・学習相談まで用意されている一方で、その環境を十分に活用するには、一定の受講費用と学習時間が必要です。

そのため大原は、

「できるだけ安く、最低限の講義だけ受けたい人」よりも、「ある程度の費用と時間をかけても、予備校のカリキュラムに沿ってしっかり合格を目指したい人」に向いている講座

と考えられます。

実際の受講生からは「授業についていくのが大変」という声も

一方で、SNSでは大原の税理士講座について、

「2回で授業ついていけず」

と、簿記論・財務諸表論の講義ペースについていくのが難しかったという受験生の声も見られます。さらに同じ受験生からは、大原の実力判定テストで10点だったという投稿もありました。

大原は講義だけでなく、問題演習・答練・模試までカリキュラムがしっかり組まれているため、仕事などで勉強時間を確保できず一度遅れると、追いつくのが大変に感じる人もいるでしょう。

実際、大原側も講義に遅れた場合はWeb講義を利用して追いついてから教室へ合流する方法を案内しています。

そのため、特に働きながら受講する人は、申込前に「毎週どれくらいの学習時間を確保できるか」を確認しておくことをおすすめします。

大原の税理士講座|デメリット・注意点まとめ

△ 本格的な予備校型講座のため、受講料の負担は小さくない
△ 講義・問題演習・答練・模試まであり、一定の学習時間が必要
△ コースや受講形式が多く、初めての人は選びにくいことがある
△ 「時間の達人」は対象科目・受講形式が限られている
△ 実際の受講生からは、講義ペースについていくのが大変だったという声もある

Context会計事務所の見解: 大原のデメリットは、講座の質が低いというよりも、 「本格的に税理士試験対策をする予備校」であることの裏返し と考えた方が分かりやすいでしょう。 費用と学習時間をある程度確保でき、カリキュラムに沿って着実に勉強したい人には向いています。

資格の大原 税理士講座の料金は高い?相場と比べてどうか

税理士講座を選ぶうえで、受講料金は重要な比較ポイントです。

資格の大原は、スタディングなどの通信特化型講座と比べると料金は高めです。一方、TACやLECなどの総合型受験校まで含めて比較すると、大原だけが突出して高額というわけではありません。

大切なのは、単純な受講料だけでなく、講義・教材・答練・模試・質問対応など、料金に何が含まれているかまで確認することです。

大原の2027年受験対策の料金

2026年8月時点で募集されている「2027年受験対策 9月開講 初学者一発合格コース」の主なWeb通信料金は、次のようになっています。

  • 簿記論:236,000円
  • 財務諸表論:236,000円
  • 消費税法:157,000円
  • 法人税法:256,000円

また、簿記論・財務諸表論をセットで学ぶ「簿記・財表初学者一発合格パック」は398,000円です。

大原グループの講座を初めて受講する場合は、受講料とは別に**入学金6,000円(税込)**が必要です。

参考:資格の大原「税理士 2027年受験対策コース一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_list

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース 消費税法」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_detail?id=14381

大原の消費税法Web通信は157,000円・全41回、法人税法Web通信は256,000円・全79回となっており、講義だけでなく問題演習や模擬試験などもカリキュラムに含まれています。

他の税理士講座と料金を比較すると?

同じ2027年合格目標の講座を見ると、各社の料金にはかなり差があります。

スタディングでは、2027年度合格目標の簿財2科目セットが現在59,800円から、法人税法・消費税法・相続税法などは49,800円からとなっています。なお、これらは2026年8月31日までのキャンペーンが適用された現在の表示価格です。

参考:スタディング「税理士講座 コース一覧」
https://studying.jp/zeirishi/itempage/

LECでは、2027年合格目標の簿記論・財務諸表論・法人税法などのパーフェクトコースが、通信Webの一般価格149,600円。2026年8月31日までは134,600円の早期申込価格が案内されています。

参考:LEC「税理士 2027年合格目標コース」
https://www.lec-jp.com/campaign/toku2/zeirishi.html

TACでは、2027年合格目標の「1年簿財パック」が410,000円。さらに2027・2028年の2年間で5科目を受講する「2年本科生」は一括800,000円(1科目あたり160,000円)となっています。

参考:TAC「税理士 本科生・パック生」
https://www.tac-school.co.jp/kouza_zeiri/zeiri_otoku12.html

大原は「格安講座」ではなく、本格的な受験校の価格帯

こうして比較すると、大原の立ち位置が分かりやすくなります。

料金の安さだけを重視するなら、スタディングの方が圧倒的に始めやすいでしょう。実際、簿財2科目セットでも、大原が398,000円なのに対し、スタディングは現在59,800円からと大きな差があります。

一方、大原とTACを比べると、2027年目標の簿財パックは大原398,000円、TAC410,000円と近い水準です。

つまり、大原は「格安のオンライン講座」と比較すると高く見えますが、教室通学や講師への質問、教材、答練、模試まで含めて税理士試験対策を行う総合型受験校として考えれば、特別に高すぎる料金設定とは言いにくいでしょう。

そのため、

「とにかく費用を抑えたい」ならスタディング、
「ある程度費用をかけても、講義・教材・答練・模試・質問環境までまとめて利用したい」なら大原

という考え方をすると選びやすくなります。

税理士試験は科目合格を積み重ねていく試験です。目先の受講料だけではなく、自分が継続して勉強できる環境に対していくらまで払えるかで判断することが重要です。

資格の大原|税理士講座の料金まとめ

2027年受験対策・2026年8月16日時点/税込

9月開講|初学者一発合格コース(Web通信)

簿記論・財務諸表論

各57回 各232,000円

所得税法・法人税法・相続税法

各79回 各256,000円

消費税法・国税徴収法・住民税・事業税・固定資産税

各41回 各157,000円
初学者に注目

簿記・財表 初学者一発合格パック

簿記論+財務諸表論/全114回

398,000円

Web通信の単科2科目(232,000円×2=464,000円)と比べると 66,000円お得です。

受講スタイルによる料金差の例

科目 教室・映像 Web DVD 資料
簿記論・財表 236,000円 232,000円 286,000円 156,000円
所得・法人・相続 260,000円 256,000円 310,000円 180,000円
消費・国徴・住民・事業・固定 161,000円 157,000円 211,000円 111,000円

学習経験者向けコースもある

・経験者年内完結コース: 63,000円 (Web通信・所得税法など)
・年内完結+完全合格コース:財務諸表論 206,000円、 所得税法 223,000円など

※受験経験がある人は、初学者向けコースより安く受講できるケースがあります。

現在利用できる主な割引・キャンペーン

複数科目セット 10%OFF

対象となる9月開講コースを2科目以上同時申込すると10%OFF。 例:消費税法Web通信 157,000円 → 141,300円。

税理士入門 0円キャンペーン

対象の簿記論・財務諸表論コースを申し込むと、税理士入門が0円。 2026年9月6日まで。

継続割引 5%OFF

2026年受験対策の大原税理士講座を受講した一定の対象者向け。 2026年8月1日~9月6日。

大原受講生割引 3%OFF

過去に一定額以上の大原講座を受講した人などが対象。 一部キャンペーン・割引とは併用できません。

初めて大原を利用する場合: 受講料とは別に入学金 6,000円(税込) が必要です。

料金面のポイント: 初学者が簿記論・財務諸表論を受験するなら、単科で2科目申し込むより 398,000円の簿財パック の方が割安です。また、税法を複数受験する場合は、対象コースの 複数科目10%OFF も確認しておきましょう。

※料金・キャンペーンは変更される場合があります。申込前に最新情報をご確認ください。
参考: 資格の大原「2027年受験対策 パック・コース一覧」 / 資格の大原「割引制度のご案内」

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資格の大原が向いている人

資格の大原 税理士講座が向いているのは、まず独学に不安がある初学者です。税理士試験は範囲が広く、最初の入り方を誤ると、その後ずっと非効率な勉強になりがちです。王道のカリキュラムに沿って着実に進めたい人には、大原はかなり相性がよいです。

次に向いているのは、答練や模試を通じて実戦力を磨きたい人です。本試験で点を取るには、知識の有無だけではなく、制限時間の中で解けるかどうかが重要です。受験校型講座の強みは、この“本番仕様”のトレーニングを組み込みやすい点にあります。

また、通学や映像通学も視野に入れたい人にも向いています。完全オンラインだけでは集中できない人、学習リズムを固定したい人、講義の臨場感を重視する人にとっては、大原の学習スタイルの豊富さは大きな魅力です。

さらに、受験経験者で、次こそ環境を変えて仕上げたい人にも向いています。自己流で伸び悩んでいる人ほど、受験校型講座に乗り換えることで、弱点の洗い出しと修正がしやすくなることがあります。

資格の大原が向いていない人

逆に、資格の大原が向いていないのは、とにかく受講料を抑えたい人です。コスト最優先なら、スタディングや割引期のクレアールのほうが魅力的に映るでしょう。

また、スマホだけで軽く回したい人にも、大原はやや重いかもしれません。もちろん通信機能は整っていますが、講座の思想としては“受験校の総合力”寄りです。最小コスト・最小ストレスで学びたい人は、オンライン専用講座のほうが気持ちよく続けられることがあります。

さらに、すでに勉強法が固まっていて、必要なのはピンポイントの教材や直前対策だけという上級者にも、人によってはフルコースが過剰に感じられるかもしれません。その場合は、単科・答練・模試中心の使い方を考えたほうがよいでしょう。

資格の大原と他社講座を比較するとどうか

資格の大原が自分に合っているか判断するには、大原だけを見るのではなく、他の税理士講座と比較することが重要です。

税理士講座は大きく分けると、**教室・講師・答練・模試まで含めた「総合型受験校」と、Webやスマホを中心に効率よく学ぶ「通信・オンライン型」**があります。

大原は前者の代表格です。

ただし、現在は大原自身もWeb通信やオンライン校、60分講義の「時間の達人」を展開しているため、単純に「大原=通学」と考える必要はありません。

ここでは、スタディング・TAC・LEC・クレアールと比較して、大原の立ち位置を見ていきます。

※各予備校の税理士講座を比較したい方は⇒税理士講座おすすめ【2026年版】人気予備校5社を比較して、受験者が後悔しない選び方を決め切る

大原 vs スタディング|料金差は大きい。学習環境をどこまで求めるか

料金を最優先するなら、スタディングは非常に強い選択肢です。

2027年度合格目標のスタディング税理士講座では、

  • 簿財2科目ミニマムパック:59,800円
  • 簿財2科目アドバンスパック:74,800円
  • 簿財2科目フルパック:99,800円
  • 法人税法ミニマムパック:49,800円

などが用意されています。

一方、大原の2027年受験対策「簿記・財表初学者一発合格パック」は398,000円です。

単純な受講料だけなら、スタディングの方が圧倒的に安いことは否定できません。

ただし、両社は講座設計そのものがかなり違います。

スタディングはスマホ学習に強く、講義・問題演習だけでなく、AI問題復習、AI学習プラン、AI実力スコアなどを使って、自分で学習を進めやすい仕組みが整っています。

対して大原では、講義、教材、確認テスト、答練、公開模試、講師への質問・相談、通学などを含めた「受験校としての学習環境」が強みです。

そのため、

費用を抑えてスマホ中心で効率よく勉強したい → スタディング

ある程度費用をかけても、答練・模試・講師・受験校のカリキュラムまで活用したい → 大原

という選び方が分かりやすいでしょう。

参考:スタディング「税理士講座 コースと価格」
https://studying.jp/zeirishi/price.html

参考:資格の大原「税理士コース・パック一覧」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/course_list

大原 vs TAC|最も比較すべきライバル。料金もかなり近い

大原を検討している人が、最も比較しておきたいのがTACです。

TACも大原と同じく、

  • 教室講座
  • ビデオブース講座
  • Web通信講座
  • オンラインライブ通信講座
  • DVD通信講座
  • 答練
  • 全国公開模試

などを提供する総合型の受験校です。

2027年合格目標の「1年簿財パック」は410,000円(税込)。

大原の簿記・財表初学者一発合格パックは**398,000円(税込)**なので、簿財2科目で比較すると価格差は12,000円しかありません。

つまり、大原とTACについては「どちらが安いか」だけで決めるよりも、講義・教材・答練・講師・校舎・受講方法の相性で選ぶべき比較です。

TACでは、毎回のミニテストや実力テスト、実力完成答練、直前予想答練、全国公開模試など、アウトプットを段階的に積み上げる仕組みがあります。

大原も確認テスト、実力判定公開模擬試験、直前対策模擬試験、全国統一公開模擬試験などを用意しており、この点でも両校はかなり近い存在です。

そのため、大原とTACで迷っている場合は、価格表だけを眺めるよりも、無料体験講義を受けて「この講師の説明なら1年間続けられそうか」を確認する方が重要です。

参考:TAC「税理士 申込プラン・コース・料金」
https://www.tac-school.co.jp/kouza_zeiri/zeiri_crs_idx.html

参考:資格の大原「9月開講 初学者一発合格コース」
https://www.o-hara.jp/course/zeirishi/zei_other_05

大原 vs LEC|料金を抑えながら講師・答練も重視したいなら比較候補

LECも税理士講座を展開しており、2027年合格目標の財務諸表論・法人税法・所得税法パーフェクトコースは、Web受講の一般価格が**149,600円(税込)**です。

さらに2026年8月31日までは、早期申込価格として**134,600円(税込)**が案内されています。

大原の9月開講初学者一発合格コースでは、法人税法Web通信が256,000円となっているため、単科の料金だけを見るとLECの方が抑えやすい科目があります。

ただし、LECも単に動画を見るだけの通信講座ではありません。

パーフェクトコースでは定期的な実力確認テストに加えて、「教えてチューター」によるWeb質問対応や、一部科目では受講生向けZoomサポートも用意されています。

また、LECには簿記論と財務諸表論の共通部分をまとめて学ぶ「簿財横断コース」があり、重複する学習を減らすという独自性もあります。

そのため、

通学を含めた大手受験校の環境をフルに使いたい → 大原

受講料をある程度抑えながら、講義・答練・質問サポートも欲しい → LEC

という比較がしやすいでしょう。

参考:LEC「税理士パーフェクトコース」
https://www.lec-jp.com/zeirishi/kouza/start/perfect.html

参考:LEC「税理士 簿財横断コース」
https://www.lec-jp.com/zeirishi/kouza/start/bozai.html

大原 vs クレアール|通信中心で効率よく学ぶなら有力候補

クレアールは、大原とは講座設計の方向性がかなり異なります。

クレアールでは、合格に必要な範囲へ学習内容を絞り込む「非常識合格法」を掲げ、Web通信を中心にコンパクトな映像講義で学習できる仕組みを採用しています。

2027年合格目標の「簿財アドバンスレギュラーコース」は、

一般価格255,000円
→ 2026年8月割引価格163,200円

となっています。

大原の簿財パック398,000円と比較すると、現在の割引価格ではかなり差があります。

またクレアールには、万一合格できなかった場合に翌年の最新講座を受講できる「安心保証」を追加できるコースや、複数年で合格を目指すセーフティコースも用意されています。

一方、大原のように教室へ通い、周囲の受験生と同じスケジュールで講義・答練・模試を受けながら進める講座とは方向性が異なります。

そのため、

Web通信を中心に、学習範囲を絞って効率よく勉強したい → クレアール

教室・Web・答練・模試・講師への相談まで含めた総合的な環境を利用したい → 大原

という違いで考えると分かりやすいでしょう。

なお、クレアールは月ごとに割引価格が変更されることがあるため、申込時点の価格を確認することをおすすめします。

参考:クレアール「2027年合格目標 簿財アドバンスレギュラーコース」
https://www.crear-ac.co.jp/tax/course/bozai-advance/

参考:クレアール「初学者対象コース」
https://www.crear-ac.co.jp/tax/about-shogaku/

結局、大原を選ぶべき人は?

4社と比較すると、大原は最安の税理士講座ではありません。

むしろ大原の強みは、**料金の安さではなく「税理士試験を最後まで走り切るための環境をまとめて用意していること」**にあります。

ざっくり整理すると、

  • 料金・スマホ学習重視 → スタディング
  • 大原と同じ総合型受験校で比較 → TAC
  • 比較的抑えた料金+答練・講師サポート → LEC
  • Web通信・効率学習重視 → クレアール
  • 通学・Web・講師・教材・答練・模試まで総合力重視 → 資格の大原

という違いがあります。

特に、「独学や格安通信で途中でペースを崩すのが不安」「何をいつまでに勉強するかまで受験校にある程度導いてほしい」人にとって、大原は有力な選択肢です。

反対に、自分で学習計画を管理でき、通学や手厚い受験校環境を必要としないのであれば、スタディングやクレアールなどを選ぶことで受講費を大きく抑えられる可能性があります。

最終的には「どの講座が一番優れているか」ではなく、自分が1年間継続して勉強できる環境はどこかで判断することが大切です。

税理士講座・予備校 比較表

資格の大原と主要税理士講座を比較

料金・合格実績・学習形式・強みまでまとめて比較しました

← スマホでは左右にスクロールできます →
講座 合格実績 学習形式 料金目安 1科目の料金・特徴 強いところ 注意点 向いている人 評価
注目
資格の大原
官報合格占有率 48.5% 2025年度
官報合格者256名
教室通学
映像通学
Web通信
DVD通信
オンライン校
398,000円 簿記・財表
初学者一発合格パック
簿記論・財務諸表論
Web各232,000円

消費税法
Web157,000円
総合力が高い。
通学・Web・教材・答練・公開模試・質問対応まで一貫。学習スタイルの選択肢も多い。
通信特化型より料金は高め。コース・受講形式が多いため、初学者は選択に迷うこともある。 実績のある王道予備校で、本試験までしっかり管理してほしい人 10 /10
TAC 累計合格者4,094名
2011~2024年度
教室
ビデオブース
Web通信
オンラインライブ
410,000円 1年簿財パック 単科講座にも対応。
1科目ずつ追加しながら複数年で進めやすい構成。
大原と並ぶ総合型受験校。
コース体系・答練・全国公開模試が充実している。
大原と同様に受講料は安くない。仕事が忙しい人は復習時間を確保できるか確認したい。 大原と比較し、講師・教材・校舎との相性で決めたい人 9 /10
スタディング 累計合格報告2,000名以上
2025年度まで
Web完結
スマホ
PC
タブレット
74,800円 簿財2科目
アドバンスパック例
主要税法
49,800円~

プランによってQ&A・冊子教材が追加。
料金とスマホ学習が強い。
AI学習プラン・AI問題復習など、スキマ時間で続けやすい。
通学環境はなし。講義視聴だけで満足せず、自分で演習時間を作る必要がある。 費用を抑え、スマホ・スキマ時間中心で勉強したい人 9 /10
クレアール 公式サイトで
合格実績・合格体験記を掲載
Web通信中心 355,000円 1年3科目コース例
割引時237,850円例
単科受講にも対応。
時期によって割引価格が大きく変わるのが特徴。
通信特化でコスパを出しやすい。
学習範囲を絞り、効率重視で進めやすい。
通学環境はなく、学習ペースが崩れたときは自分で立て直す力が必要。 Web通信でも自走でき、コストと効率のバランスを重視する人 8 /10
LEC 2025年度科目合格者を掲載 Web中心
一部通学
187,000円 簿財横断
速習コース例
講座単体
107,800円例

必要な科目だけ追加しやすい。
科目単位で組みやすい。
必要な講座だけ選び、部分的に追加しやすい。
自由度が高い反面、科目の組み合わせや受験計画を自分で考える必要がある。 必要な科目だけ受講したい人、自分で受験計画を組める人 8 /10

比較すると: 最安重視ならスタディングが強い一方、 大原は通学・Web・講師・教材・答練・模試まで含めた総合力が強みです。 TACとは料金・学習環境ともに近いため、大原を検討する場合はTACとの比較が特に重要です。

※料金・実績は2026年8月時点で確認できる代表例です。コース・申込時期・キャンペーンによって異なるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。

資格の大原 税理士講座で失敗しにくい人の選び方

資格の大原を検討しているなら、最初に確認したいのは「自分は何を重視するか」です。

安さが最優先なら、正直に言って大原は第一候補になりにくいです。逆に、質問しやすさ、学習ペース管理、演習の充実、通学の安心感を重視するなら、大原はかなり有力です。

また、受講前に見ておきたいのは、次の3点です。

1つ目は、自分が狙う科目と受験段階に合ったコースがあるかどうかです。大原は初学者向け、経験者向け、年内完結、直前対策などコースが細かく分かれています。

2つ目は、受講形態です。教室通学が合うのか、映像通学が合うのか、Web通信で十分なのかを先に整理しておくと、失敗しにくいです。

3つ目は、料金だけでなく、その料金でどこまでサポートや演習環境を買えるのかを見ることです。税理士試験では、受講料の差より、1年を無駄にする損失のほうが大きいです。そこまで含めて考えると、大原が高くても結果的に安くつく人はいます。

資格の大原 税理士講座の評判からわかる結論

資格の大原 税理士講座の評判を総合すると、評価の軸はかなりはっきりしています。

それは、**「安い講座」ではなく、「王道の受験校として安心感のある講座」**だということです。受講料だけを見ると高く感じますが、その分、講義・教材・演習・受講形態の選択肢・実績訴求まで含めた総合力があります。公式でも、2025年度税理士試験で大原生官報合格占有率48.5%が案内されており、長年受験生を集めてきた実績の厚みはやはり無視しにくいです。

税理士試験は、1回の勢いではなく、数年かけて積み上げる人も多い試験です。だからこそ、毎日の勉強が自然に続く環境、自分をズラしにくい仕組み、実戦力まで見据えた講座設計が重要になります。その意味で、大原は今でも十分有力な選択肢です。

一方で、スマホ中心で低価格にこだわるなら、スタディングのような講座に軍配が上がることもあります。大原が向いているのは、**「多少お金がかかっても、ちゃんとした受験校環境で勝ちにいきたい人」**です。

資格の大原 税理士講座に関するQ&A

Q1. 資格の大原 税理士講座の評判は良いですか?

全体としては良い評判が多い講座です。特に、教材・講義・答練・フォローまで含めた受験校としての安定感が評価されやすいです。一方で、料金は安くないため、コスパ最優先の人には向かないこともあります。

Q2. 資格の大原 税理士講座は通信だけでも大丈夫ですか?

通信でも十分検討できます。大原はWeb通信やDVD通信に対応しており、Web講義のアプリダウンロードも案内されています。通学一択の講座ではありません。

Q3. 資格の大原 税理士講座は高いですか?

格安通信講座と比べると高いです。たとえば2026年受験対策の9月開講初学者一発合格コースでは、Web通信で簿記論・財務諸表論・消費税法が各157,000円です。

Q4. 資格の大原はスタディングよりおすすめですか?

一概には言えません。安さとスマホ学習重視ならスタディング、王道の受験校環境を求めるなら大原、という考え方がわかりやすいです。スタディングは主要税法46,800円からです。

Q5. 初学者でも資格の大原は使いやすいですか?

初学者との相性はかなり良いです。税理士試験は範囲が広く、最初の勉強の型が重要です。大原は初学者向けコースが用意されており、王道カリキュラムで進めやすいです。

Q6. 大原の税理士講座は通学しないと意味がないですか?

そんなことはありません。通学・映像通学・Web通信など複数の受講形態があり、自分に合うスタイルを選べます。

Q7. 合格実績は本当に強いですか?

公式では、2025年度税理士試験における大原生官報合格占有率48.5%と案内されています。数字の定義は公式注記を確認すべきですが、少なくとも受験校として強く実績訴求している講座です。

Q8. 税理士試験は一度に5科目受けないといけませんか?

いいえ。税理士試験は科目合格制で、一度に5科目受ける必要はありません。合格科目は生涯有効です。

Q9. 今から税理士を目指すなら簿記論と財務諸表論から始めるべきですか?

一般的にはその流れが多いです。会計科目は誰でも受験できるようになっており、税理士試験の入口として選ばれやすいです。

Q10. 資格の大原 税理士講座はどんな人に一番おすすめですか?

独学に不安があり、王道のカリキュラムで着実に合格を狙いたい人におすすめです。特に、通学や映像通学も含めて環境を整えたい人、答練や模試までしっかり活用したい人に向いています。

まとめ

資格の大原 税理士講座は、料金だけ見ると高く感じやすい講座です。しかし、そのぶん、講義・教材・演習・受講形態・受験校としての安心感まで含めた総合力があります。税理士試験は長期戦で、科目合格制の特性上、「継続できる環境」を選べるかどうかが非常に重要です。

そのため、安さ重視の人にはベストとは限らないが、王道の受験校で堅実に勝ちたい人にはかなり有力。これが資格の大原 税理士講座の評判を踏まえた結論です。

著者情報

早川覚
早川覚公認会計士・Context会計事務所代表
公認会計士、Context会計事務所・株式会社ContextJapan代表として、会計ソフト導入支援、コンサルを行っている。その他、法人化、バックオフィス整備等、経営者の裏方業務を専門としている。