個人事業主やフリーランスが会計ソフトを選ぶなら、まず比較すべきは「freee」「マネーフォワード クラウド」「やよいの青色申告オンライン」の3つです。

ただし、どれが一番おすすめかは、簿記の知識、スマホで完結したいか、銀行口座・クレジットカード連携をどこまで使うか、電話サポートが必要かによって変わります。

先に結論

初心者で迷うならやよいの青色申告オンライン、スマホ中心で直感的に使いたいならfreee、銀行・カード連携や経費管理までまとめたいならマネーフォワード クラウドが候補です。

会計
ソフト
おすすめな人 強み 注意点 料金目安
やよいの
青色申告
オンライン
初めて青色申告する個人事業主 画面がわかりやすく、申告まで進めやすい 自動化重視なら物足りない場合あり 初年度無料プランあり
セルフ:年額11,800円+税〜
ベーシック:年額22,800円+税〜
freee
会計
簿記が苦手で、スマホでも使いたい人 直感的に入力しやすく、確定申告まで進めやすい 従来型の簿記に慣れた人は合わない場合あり スターター:年額11,760円+税〜
月払い:月額1,780円+税〜
スタンダード:年額23,760円+税〜
マネー
フォワード
クラウド
銀行・カード連携で効率化したい人 会計、請求書、経費など周辺業務と連携しやすい 機能が多く、初心者は最初に迷うこともある パーソナルミニ:年額10,800円〜
月払い:月額1,280円〜
パーソナル:年額15,360円〜

※料金は目安です。キャンペーン、税抜・税込表示、プラン改定により変わる場合があるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。

本記事では、会計ソフトの選び方、個人事業主にもやさしい、ほんとうに必要な機能を備えたおすすめの会計ソフトについて、基礎からその活用法まで丁寧に解説します。

※「個人事業主向け会計ソフトのおすすめを先に見たい方はジャンプ⇓

この記事でわかること

1

個人事業主でも会計ソフトを導入する必要があるのか?そのメリットについて

2

どの会計ソフトがおすすめなのか?目的別の選び方について

3

各会計ソフトの特徴と料金についての比較検証結果

目次

個人事業主向け会計ソフトおすすめ7選【先に比較】

個人事業主やフリーランスが会計ソフトを選ぶなら、まずは「やよいの青色申告オンライン」「freee会計」「マネーフォワード クラウド確定申告」の3つを比較するのがおすすめです。

この3つは利用者が多く、青色申告や確定申告への対応、銀行口座・クレジットカード連携、スマホでの使いやすさなど、個人事業主が重視したいポイントを押さえています。

一方で、できるだけシンプルに帳簿をつけたい人、買い切り型のソフトを使いたい人、将来的に法人化を見据えている人は、Taxnote、みんなの青色申告、MJSかんたん!青色申告、勘定奉行なども候補になります。

先に結論

初心者で迷うならやよいの青色申告オンライン、スマホ中心で直感的に使いたいならfreee会計、銀行・カード連携や経費管理までまとめて効率化したいならマネーフォワード クラウド確定申告が有力です。

※スマホでは横にスクロールして比較できます。

会計
ソフト
おすすめな人 強み 注意点 料金目安
やよいの
青色申告
オンライン
初めて青色申告をする個人事業主 画面がわかりやすく、確定申告まで進めやすい 自動化や連携機能を重視する人には物足りない場合がある セルフ:年額11,800円+税〜
ベーシック:年額22,800円+税〜
freee
会計
簿記が苦手で、スマホでも使いたい人 質問に答える感覚で入力しやすく、初心者でも使いやすい 従来型の会計ソフトに慣れている人は操作感に戸惑うことがある スターター:月額1,780円+税
年額払い:11,760円+税〜
マネー
フォワード
クラウド
銀行口座・カード連携で効率化したい人 会計、請求書、経費など周辺業務と連携しやすい 機能が多いため、最初は設定で迷うことがある パーソナルミニ:年額10,800円〜
月払い:1,280円/月〜
Taxnote スマホでシンプルに帳簿をつけたい人 入力がシンプルで、日々の記録を続けやすい 本格的な確定申告機能や自動化を求める人には不向き 実質292円/月〜
クラウド機能:600円/月
みんなの
青色申告
買い切り型の青色申告ソフトを使いたい人 個人事業主向けに作られており、青色申告に必要な機能がまとまっている クラウド型に比べると、場所を選ばず使う運用には向きにくい 税込10,780円
買い切り型
MJS
かんたん!
青色申告
パソコンでしっかり帳簿管理したい人 会計ソフトに慣れている人なら、青色申告用の帳簿を管理しやすい スマホ完結やクラウド連携を重視する人には合いにくい 税込7,920円
年間サポート:税込5,500円
勘定奉行
クラウド
法人化や事業拡大を見据える人 法人会計や経理体制の整備に強く、事業規模が大きくなっても使いやすい 個人事業主が最初に使うソフトとしては高機能すぎる場合がある 月額7,750円〜
年額93,000円〜

※料金は記事作成時点の公式情報をもとにした目安です。キャンペーン、税抜・税込表示、プラン改定により変わる場合があるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。

個人事業でも会計ソフトって必要?税務上のメリットが高い

個人事業でも会計ソフトって必要?税務上のメリットが高い

個人事業主の方にとって、新しい会計ソフトの導入はハードルが高いですよね。

まずは、本当に個人事業でも会計ソフトが必要なのかについて考えてみましょう。

個人事業主は、毎年、確定申告を実施しています。

もちろん、確定申告を実施しなければ脱税となってしまいます。

確定申告の方法として

  • 白色申告
  • 青色申告

二つの方法があります。

以下、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

白色申告 簡単だが税務上のメリットがない

白色申告 簡単だが税務上のメリットがない

白色申告の場合は、複式帳簿などの面倒な手間がかからないので、必ずしも会計ソフトの導入は必要ありません。

基本的には入出金の金額で、売上と経費を計上すればよく(単式簿記)、簿記の知識がなくても作成がしやすい申告方法です。

ただ、白色申告の場合、以下で解説する、税制上のメリットがありません。

  • 白色申告は記帳・申告書の作成が楽
  • 会計、簿記知識がない人、売上規模も小さく節税も不要な人におすすめ(とはいえ、事業を続けていくのであれば、規模にかかわらずおすすめしない)
白色申告のまとめ

白色申告は、帳簿づけや申告のハードルが比較的低く、事業を始めたばかりの方でも取り組みやすい申告方法です。

ただし、青色申告特別控除や赤字の繰越しなど、税務上の大きなメリットは受けられません。 そのため、売上や経費が増えてきた段階では、白色申告のまま続けるよりも、青色申告へ切り替えた方が節税につながりやすくなります。

会計事務所目線の結論:
「まずは簡単に申告したい」という段階なら白色申告でも問題ありませんが、 継続して事業を行うなら、早めに会計ソフトを導入して青色申告を目指すのがおすすめです。

青色申告 複式簿記で記帳、複雑だが税務上のメリットあり

青色申告 複式簿記で記帳、複雑だが税務上のメリットあり

これに対して、青色申告では、複式帳簿で作成します。それ以外にもさまざまな記帳業務が生じてきます。

青色申告のメリットは、青色申告特別控除を受けれられるという点です。

青色申告者に対しては種々の特典がありますが、その1つに所得金額から55万円(一定の要件を満たす場合は65万円)または10万円を控除するという青色申告特別控除があります。
(国税庁:No.2072 青色申告特別控除より抜粋)

青色申告特別控除は最大65万円の控除を受けることができます。

すなわち、事業所得(利益)のうち、65万円を差し引くことができ、その分、税金が安くなります。

個人事業にとってはとても税務上のメリットが高くなっています。

個人事業主にとってメリットの高い、高額の税額控除を受けるためには、複式帳簿が税務上も必須と規定されています。

青色申告特別控除65万円を受けるための要件は以下の通りです。

  • 事業所得や不動産所得があり
  • 複式簿記で記帳している
  • 貸借対照表と損益計算書を作成し添付
  • 期限内に申告していること
  • e-taxまたは優良な電子帳簿で保存していること

参考:65 万円の青色申告特別控除

参考:青初心者でも使いやすい!青色申告におすすめの会計ソフト徹底解説|タックスナップ

青色申告のまとめ

青色申告は、白色申告に比べると帳簿づけの手間は増えますが、節税メリットが大きい申告方法です。

特に、一定の要件を満たせば 最大65万円の青色申告特別控除 を受けられるほか、赤字を翌年以降に繰り越せるなど、事業を続けるうえで有利な制度が用意されています。

会計事務所目線の結論:
個人事業主・フリーランスとして継続的に収入を得ていくなら、 最初から会計ソフトを使って青色申告に対応できる形を作っておく のがおすすめです。帳簿づけの負担を減らしながら、節税メリットも取りにいきやすくなります。

複式簿記で記帳するためには会計ソフトの導入がおすすめ

複式簿記で記帳するためには会計ソフトの導入がおすすめ

会計ソフトは複式簿記で記帳する機能が優れており、簿記の知識がない方でも取り組みやすくなっています。

このため、青色申告をする個人事業主では、会計ソフトの導入はとても重要になります。

青色申告については、下記のように国税庁から帳簿の保存方法が指定されています。
参照元:記帳や帳簿等保存・青色申告/国税庁

また国税庁でもYouTubeに対応しており、青色申告、白色申告の記帳の仕方を公開しています(下記)。会計ソフト自体ではありませんが、ソフトの基本でもあり、参考になるかと存じます。
参照元:記帳・決算のしかた/国税庁

なお最近はインボイス制度も導入されており、電子帳簿自体が消費税の還元において、必須とされています。

現在、移行期間も設けられていますが、確定申告後の問合わせがあった場合は、電子帳簿での提示が必要になっています。

白色申告であっても、適切な会計ソフトの導入は業務効率を大幅にアップさせます。また白色申告者でも、取引先がしかるべく、会計ソフトでの取引を求める場合もあります。

これを避けてしまうと、当該取引から排除される場合も多く、公正取引委員会などに提起することもない訳ではありませんが、事実上、依頼先指定の会計ソフトを使用する場合が、実態として数多くあります。

個人事業でも会計ソフト導入がおすすめな理由

税務上のメリットが高い「青色申告」で申告するためには、複式簿記で記帳する必要等があり、簿記の知識が不可欠。そんなとき会計ソフトを使えば、初心者の人でも簡単に青色申告書を作成することができるため、会計ソフトの導入がおすすめです。

会計ソフト導入のメリット

会計ソフト導入のメリット

以上のように、個人事業主は、白色申告は別ですが、特別控除等を利用する場合は、会計ソフトを導入した方がよいといえます。

ここでは会計ソフト導入の3つのメリットについて、解説します。

会計ソフトのメリット
  1. 簿記の知識は不要
  2. 税法改正にも対応できる
  3. 計算ミスや数値の確認ができる

メリット①:簿記の知識は不要

メリット①:簿記の知識は不要

まず会計ソフト導入のメリットとして、一番大きいのは簿記の知識が不要ということです。

複式簿記の知識がなくても、確定申告時の「青色申告特別控除」の書類も簡単に作成できます(複式簿記は、青色申告での必須の知識です)。

個人事業主やフリーランスで、簿記の知識があまりない場合でもおすすめです。

会計ソフトを利用すると、ソフト導入時の一定の慣れのための時間は必要になるものの、入力項目、特に源泉徴収の有無や、消費税の計上の有無など、業務依頼元の各種要望等を踏まえて、正確な帳簿を作ることができます。

具体事例①:レシートやスマホ入力だけで仕訳が完了

レシートやスマホ入力だけで仕訳が完了

自動仕訳機能により、銀行・クレジットカードの明細や領収書写真から、AIが勘定科目を推測して自動登録されます
→ 手入力ミスや簿記の知識がなくても、帳簿づけが可能に。
…例えば弥生会計 Nextは「簿記や会計の知識がなくても使いたい」ユーザー向けに作られており、取引内容を入力するとAIが科目を推測・表示してくれます(参考:簿記や会計の知識がなくても使いたい

具体事例②:帳簿記入も申告書作成も画面操作だけ

複式簿記の仕訳入力が苦手でも、数値入力だけで必要な帳票が自動生成
→ 複式簿記の理論を知らなくても、入力操作だけで日々の帳簿管理と決算処理が完了します。
ビズMoneyForwardでは「会計ソフトでは帳簿への転記や集計が自動的に行われるため、仕訳さえ知っておけば問題なく使えます」と紹介されています。

具体事例③:面倒な確定申告も画面操作のみで完了

青色申告や確定申告書B、e‑Tax連携も自動作成機能があり、簿記知識がなくても完結
→ 「簿記知識がなくてもスムーズに確定申告ができるように、申告書の自動作成機能が充実」とfreeeでも明言されています

簿記の知識は不要|まとめ

会計ソフトの大きなメリットは、簿記の知識が十分でなくても、日々の売上や経費を入力しやすいことです。 手書き帳簿やExcelで一から管理する場合に比べると、帳簿づけのハードルをかなり下げられます。

特に、銀行口座やクレジットカードと連携できる会計ソフトであれば、 取引データを自動で取り込み、仕訳候補を表示してくれる ため、毎月の記帳作業を効率化しやすくなります。

会計事務所目線の結論:
簿記が苦手な個人事業主・フリーランスほど、最初から会計ソフトを使った方が安心です。 完全に知識ゼロで何でも自動化できるわけではありませんが、 「何をどう入力すればいいかわからない」という状態を減らせる のは大きなメリットです。

メリット②:税法改正にも対応できる

メリット②:税法改正にも対応できる

次に、会計ソフト導入は、さまざまな税法上の改正に対して正確な情報を提供してくれることが上げられます。

日本では他国と比べても、税制改正が頻繁に行われますので、大手企業でも対応に遅れが出る場合もあるくらいです。

個人事業主にとっては、非常にハードルも高いといえるでしょう。

適正な会計ソフトでは、定期的に税制改正がアップデートされるため、最新の改正に合わせた計算や確定申告ができます。

たとえば以下のリンクのように、大手会計ソフトでは、最新版の改正に対応した申告が可能です。
参考:freee申告、令和4年度の法人税の税制改正に対応 新たな機能も追加提供開始

具体事例1:電子帳簿保存法(2024年改正)

2024年1月以降、電子取引は紙保存NGになり、電子保存が義務化。(国税庁|電子帳簿保存法 特設ページ

クラウド会計ソフト(例:freee・マネーフォワード)は、検索機能・タイムスタンプ要件に準拠した保存機能を搭載。導入しておけば法改正後も「そのまま使える」=制度違反リスクを回避できます。

具体事例2:インボイス制度(2023年10月開始)

適格請求書の発行・保存が必要になりました。(国税庁|インボイス制度特設サイト

会計ソフトは適格事業者登録番号の記録、税率ごとの自動仕訳、控除額計算に対応。
⇒税率が複雑でも、改正内容を反映して自動で正しい帳簿を作成できます。

具体事例3:令和6〜7年度の所得税・控除制度の改正

基礎控除・住宅ローン控除・扶養控除などの制度が変更予定。(参考:財務省|令和6年度 税制改正大綱

対応ソフトは、申告書様式の変更・控除額自動反映・提出フォーマットの更新を随時行ってくれます。会計ソフト利用者は自動計算された正しい数字で申告できるため、改正内容を逐一理解しなくてもミスなく対応可能できます。

税法改正にも対応できる|まとめ

会計ソフトを使うメリットのひとつは、税制改正や申告書様式の変更に対応しやすいことです。 確定申告のルールは毎年のように細かく変わるため、すべてを自分で追いかけるのは簡単ではありません。

クラウド会計ソフトであれば、法改正や申告書の変更にあわせてシステム側が更新されるため、 古い申告書や古い計算方法のまま作業してしまうリスクを減らしやすくなります。

会計事務所目線の結論:
税法改正のたびに自分で情報収集して申告書を作るのは、個人事業主・フリーランスにとって大きな負担です。 最新の制度に対応しやすい環境を作る という意味でも、会計ソフトを使うメリットは大きいです。

メリット③:計算ミスや数値の確認ができる

メリット③:計算ミスや数値の確認ができる

また会計ソフト導入は、当たり前ではありますが、計算ミスなどが大幅に低下します。

電卓を片手にして、時間をかけて数値計算を行うといった時間やコストの低減もできます。

会計ソフトには、バックアップ機能やエラーチェックなどが自動で実施されるので、安心です。当然、数値入力や計算の自動化にも対応しており、個人事業主などの時間があまりない人には有益なツールとなります。

会計ソフト導入のデメリット

会計ソフト導入のデメリット

ここからは会計ソフト導入のデメリットについても、3つ説明します。

会計ソフトのデメリット
  1. ランニングコストがかかる
  2. 会計ソフト導入時の設定が難しい
  3. ネット環境でしか利用できない

デメリット①:ランニングコストがかかる

デメリット①:ランニングコストがかかる

会計ソフトの導入には、初期費用や毎月の料金がかかるのが一番の難点です。

特に個人事業主は、事業支出に対して、ソフト費用の割合いが高いので、注意が必要です。

ランニングコストを抑えるためには、会計ソフトの導入元の料金プランと、自身の利用頻度をこまめに照らし合わせて、最適なプランを導入することが必要です。

多くのクラウド会計ソフトは「初年度無料」や「無料プランあり」といった言葉で訴求していますが、いざ使い続けると

  • 月額:1,000〜3,000円(年換算で12,000〜36,000円)
  • 確定申告対応・仕訳数制限解除などで「上位プランへの誘導」
  • 電話サポートや税理士連携は「プレミアムプラン限定(月5,000円以上)」

といったように、本格的に使おうとすると有料プラン必須であることに気づきます。開業して間もない時期や、副業レベルで売上が月5万円未満の個人事業主にとって、毎月1,500円の固定費は地味に痛い出費です。「エクセルとレシートで何とかできるなら、わざわざ払う必要ある?」と感じてしまう人も少なくありません。

一部の会計ソフトでは

  • インボイス対応機能 → 月額+1,000円
  • e-Tax送信連携 → 別料金
  • スマホアプリ利用制限解除 → 年間契約必要

といった形で、基本料金のほかに機能単位で課金されるものもあり、「気づいたら年間2〜3万円払っていた」というケースもあります。確かに会計ソフトは便利ですが、「誰でも必ず導入すべき」とは言い切れないのが正直なところです。利益や取引量が少ない段階では、コストと手間を天秤にかける必要があるのが現実です。

会計ソフトの料金相場は月額1,078円~4,378円・単体製品16,500円~が相場
参考:会計ソフトの料金相場と選び方【各社徹底比較】

デメリット②:会計ソフト導入時の設定が難しい

デメリット②:会計ソフト導入時の設定が難しい

ネットからのソフト導入に詳しい方は別として、会計ソフトのPC設置時の時間や手間がかかるという問題があります。

クラウド会計ソフトは事業用で利用しているネットバンクと連携をすることが可能です。支払と同時に、会計ソフトに情報が飛び、自動的に記帳・仕訳をしてくれます。大変便利なのですが、連携の設定は初心者には難しい場合も多いです。

会計ソフト導入に対して、導入の際のサポートが充実していたり、自動で設定可能なソフトを選ぶとよいでしょう。

もしくは、会計士・税理士等の専門家に運用サポートをしてもらうことがおすすめです。

① 「開始残高」や「口座同期」の設定に混乱しやすい

銀行口座やクレカの同期は便利ですが、開業日以前の明細が混入したり、残高が一致しないなどのトラブルが頻発。

「簡単モード」では設定項目が隠れるなど、どこから設定すればいいかわからないという声もあり、初期段階で手こずる人が多いようです 。

② 勘定科目や自動登録ルールの整備に工数がかかる

自動仕訳は便利ですが、勘定科目の種類やルールを一つひとつ精査・修正する必要があります。

特に「前受金・未収金」「経過勘定」などを扱う複雑な仕訳は、freeeの仕組みと合わず手動で設定し直す必要があるという指摘があります。

③ 画面遷移や操作手順が特殊で慣れるまで時間がかかる

経理経験者からは「freeeは画面構成や操作感が独特すぎて、従来型簿記に慣れていると使いにくい」という声もあります。

動作が重く感じたり、明細一覧のページ切り替えが多い点に不満を抱えるユーザーもいるようです。

デメリット③:ネット環境でしか利用できない

デメリット③:ネット環境でしか利用できない

最後に、ネット環境での業務が多いと思われますが、会計ソフトの適正な稼働環境の問題があります。通常は、PC以外の携帯・スマホでは確認は可能ですが、計算等はできない場合もあります。特にクラウド型の会計ソフトが大半ですが、この場合はインターネット上でしか、稼働しません。

参考記事:個人事業主向け会計ソフトを導入するメリット・デメリット

会計ソフト導入のデメリット|まとめ

会計ソフトは便利な一方で、毎月・毎年の利用料金がかかること、導入時の初期設定に手間がかかること、クラウド型ではネット環境が必要になることがデメリットです。

特に、開業直後や副業レベルで取引量が少ない方にとっては、 どこまでの機能にお金を払うべきか を慎重に見極める必要があります。料金だけで選ぶと機能不足になり、逆に高機能すぎるプランを選ぶとコスト負担が大きくなります。

会計事務所目線の注意点:
会計ソフトのデメリットは、ソフト選びと初期設定でかなり軽減できます。 安いから・有名だからだけで選ばず、取引量・サポート体制・青色申告への対応・使い続けやすさ まで含めて選ぶことが重要です。最初の設定に不安がある場合は、税理士や会計事務所に相談しながら導入すると、後から修正する手間も減らせます。

会計ソフトを選ぶ際にチェックしたい3つのポイント【初心者・確定申告・コスト面から解説】

会計ソフトを選ぶ際にチェックしたい3つのポイント

続いて、会計ソフトの選び方についてです。個人事業主が会計ソフトを選ぶ際には、「なんとなく安そう」「知っている名前だから」といった理由だけで選んでしまうと、後で機能不足や使いづらさに悩むこともあります。ここでは、失敗しないための選定ポイントを3つに絞って解説します。

会計ソフトの選び方
  1. 初心者でも使いやすい操作性・サポート体制か
  2. 確定申告(特に青色申告)にスムーズに対応できるか
  3. 継続的に使えるコストパフォーマンスか

①初心者でも使いやすい操作性・サポート体制か

①初心者でも使いやすい操作性・サポート体制か

個人事業主として会計に初めて取り組む方にとって、画面の分かりやすさやナビ機能の充実度は非常に重要です。取引の入力や帳簿作成の操作が複雑だと、日々の業務がストレスになってしまいます。

また、チャットや電話で質問できるサポート体制があるかどうかも確認しましょう。

freee や マネーフォワードクラウド会計などのクラウド会計ソフトは、操作マニュアルやチャットサポートが充実しており、初心者でも始めやすいと好評です。

🔗参考:
国税庁|記帳・帳簿等の保存制度
→ 記帳義務や帳簿の付け方についての基礎情報は、まずこちらをチェック!

各社の操作性について

■ freee(フリー)

操作性の特徴:

  • スマホアプリ中心でも使える設計
  • 「質問に答えるだけで入力が進む」インターフェース
  • 取引登録がチャット形式で、帳簿というより“会話形式”

リアルな声:
「どの科目を使うか全然わからなかったけど、『何を買ったか』って選ぶだけで仕訳が出てくる。簿記っていうより、家計簿っぽい」
(開業2年目/ハンドメイド作家)

注意点:
逆に、簿記経験者には「逆に分かりづらい」という声もある(仕訳が直接見えない)

■ マネーフォワード クラウド会計

操作性の特徴:

  • 伝票形式の入力画面で、簿記の基本を意識した設計
  • 銀行やクレジットカードの明細を自動連携して、仕訳候補を提示
  • 「見た目がスッキリしてて迷わない」という声が多い

リアルな声:
「正直、freeeより簿記っぽいけど、そのぶん“帳簿ってこうやって成り立ってるんだな”って理解しやすかった」
(フリーランスライター/開業1年目)

注意点:
仕訳候補は出るが、最終判断は自分で「選ぶ」必要がある(科目名に悩む人も

■ 弥生クラウド(やよいの青色申告オンライン)

操作性の特徴:

  • Excelに近い表形式の入力感で、「見た目がなじみやすい」
  • 「かんたん取引入力」で、テンプレから入力できる
  • 一覧性・レスポンスの速さが◎

リアルな声:
「簿記とかぜんぜん知らないけど、エクセル感覚で入力できた。取引件数が多くてもスクロールしながらまとめて処理できるのがラク」
(ネットショップ運営/副業歴2年)

注意点:
科目選びに不安がある人には、サポート併用が前提になるケースも(自動判別はやや控えめ)

各社のサポート体制について

■ freee(フリー)

サポート内容:

  • チャット:あり(営業時間内/土日祝も可)
  • 電話:プレミアムプラン以上で対応
  • メール・ヘルプセンター:全プラン対応
  • 導入支援:スタートアップガイド・チュートリアルあり

実際の声:
「チャットで質問すると10〜30分くらいで返信がくる。自動じゃなくて“人間”が答えてくれるのが安心だった」
(開業3ヶ月/美容師)

「はじめての確定申告のときにサポートに頼りまくった。図入りで丁寧に教えてもらえた」
(カメラマン/個人事業歴1年)

注意点:
電話サポートは有料プランのみ。無料プランではやや不安な場面も。

■ マネーフォワード クラウド会計

サポート内容:

  • チャット:あり(平日10時〜17時)
  • 電話:ビジネスプラン以上
  • メール・FAQ:全プラン
  • 導入支援:業種別ガイド・操作マニュアルが豊富

実際の声:
「チャットの返事が早いというより、“めちゃくちゃ丁寧”だった。言葉もやさしいし、初心者にも配慮がある感じ」
(副業イラストレーター)

「動画マニュアルが多くて、設定で迷っても自分で解決できることが多かった」
(小規模飲食店オーナー)

注意点:
電話サポートはビジネスプラン(月額5,000円〜)でないと不可。

■ 弥生クラウド(やよいの青色申告オンライン)

サポート内容:

  • 電話:セルフプラン以外すべて対応
  • チャット:一部プランで利用可
  • メール:あり
  • リモートサポート:画面共有による遠隔操作支援あり
  • 初年度無償キャンペーン:サポートも含まれる

実際の声:
「電話がすぐつながって、オペレーターの対応がすごく丁寧だった。画面見ながら教えてくれたのはほんとに助かった」
(副業ネットショップ/開業初年度)

「freeeはチャットで待たされたけど、弥生は電話でその場で解決できた」
(整体師/確定申告2年目)

注意点:
セルフプラン(月8,000円以下)では電話サポートがないので、サポート重視の人は注意。

操作性の比較まとめ

会計ソフトは、どれも青色申告や確定申告に対応できますが、操作感はかなり違います。 簿記が苦手ならfreee、帳簿の流れを理解しながら使いたいならマネーフォワード、表形式でシンプルに入力したいならやよい が選びやすいです。

会計ソフト 操作性の特徴 向いている人 注意点 会計事務所目線の評価
freee スマホアプリ中心でも使いやすく、質問に答えるような感覚で取引登録を進められる。帳簿というより、家計簿・チャットに近い操作感。 簿記用語が苦手な人、スマホで経費登録を済ませたい人、開業直後で会計に慣れていない個人事業主。 従来型の仕訳帳や伝票入力に慣れている人は、操作感が独特に感じる場合がある。 初心者向けの直感操作は強い。
ただし、会計処理の中身をしっかり確認したい人は、最初に画面構成へ慣れる必要がある。
マネーフォワード
クラウド
伝票形式に近い入力画面で、銀行口座やクレジットカード明細の自動連携にも強い。画面が整理されており、会計の流れを追いやすい。 銀行・カード連携を使って効率化したい人、会計の流れも少し理解しながら使いたい人、請求書や経費管理もまとめたい人。 自動で仕訳候補は出るが、最終的な勘定科目の判断は自分で確認する必要がある。 自動連携と帳簿管理のバランスが良い。
取引量が増えてきた個人事業主や、周辺業務までクラウド化したい人に向いている。
やよいの
青色申告オンライン
Excelに近い表形式の入力感があり、「かんたん取引入力」からテンプレート感覚で登録しやすい。一覧性が高く、まとめて処理しやすい。 初めて青色申告をする人、表形式の画面に慣れている人、シンプルに売上・経費を入力して確定申告まで進めたい人。 自動判別や連携機能をフル活用したい人には、やや控えめに感じる場合がある。科目選びに不安がある人はサポート併用が安心。 初心者が確定申告まで進めやすい。
「まずは青色申告をミスなく終わらせたい」という個人事業主には、かなり現実的な選択肢。

会計事務所目線の結論:
操作性で選ぶなら、「どれが一番高機能か」よりも、毎月ストレスなく入力を続けられるかを重視した方が失敗しにくいです。 スマホ中心ならfreee、連携と帳簿管理のバランスならマネーフォワード、表形式で迷わず進めたいならやよいを軸に比較すると選びやすくなります。

②確定申告(特に青色申告)にスムーズに対応できるか

②確定申告(特に青色申告)にスムーズに対応できるか

上述した通り、多くの個人事業主が会計ソフトを導入する最大の理由は、「青色申告をスムーズに行いたい」という点です。

青色申告を行うことで、最大65万円の特別控除を受けることができるため、節税効果は非常に大きくなります。(参考:国税庁|青色申告の特典

そのため、ソフトを選ぶ際は「青色申告対応」と書かれているだけでなく、e-Tax対応の確定申告書が自動で作成できるか、提出までのフローが簡単かも確認しましょう。特に弥生会計オンラインなどは、青色申告のサポートに強みを持っています。

③継続的に使えるコストパフォーマンスか

継続的に使えるコストパフォーマンスか

会計ソフトを選ぶときは、単純に「一番安いソフト」を選ぶのではなく、 毎年使い続けられるコストパフォーマンスかを確認することが大切です。

個人事業主・フリーランス向けのクラウド会計ソフトは、月額または年額で利用するものが多く、 安いプランであれば年間1万円台前半から使えるものもあります。 ただし、プランによって使える機能やサポート内容が変わるため、 料金だけを見て選ぶと「必要な機能が使えない」「質問したいのにサポートが弱い」と感じることがあります。

たとえば、確定申告書の作成だけで十分な人なら、低価格プランでも足りる可能性があります。 一方で、銀行口座やクレジットカードとの連携、レシート撮影、消費税申告、チャットサポート、電話サポートなども使いたい場合は、 上位プランを選んだ方が結果的に使いやすいケースもあります。

特に注意したいのは、開業直後の安さだけで判断しないことです。 会計ソフトは、1年だけ使って終わりではなく、毎年の確定申告や日々の記帳で継続的に使うものです。 そのため、初年度無料やキャンペーン価格だけでなく、 2年目以降の料金・サポート内容・自分の取引量に合っているかまで確認しておきましょう。

会計事務所の実務目線で見ると、多少料金が高くても、入力ミスが減ったり、記帳時間を短縮できたり、確定申告前の確認作業がスムーズになったりするなら、十分に費用対効果があります。 反対に、安くても使いにくくて入力が止まってしまうソフトは、結果的に帳簿がたまり、確定申告前に大きな負担になります。

コストパフォーマンス比較|まとめ

会計ソフトの料金は、単純な安さだけでなく、使える機能・サポート・2年目以降の費用まで含めて比較することが大切です。 毎月の記帳を続けやすいか、確定申告まで無理なく進められるか を基準に選びましょう。

会計ソフト 料金目安 コスパの見方 向いている人 注意点
やよいの
青色申告オンライン
セルフプランは年額11,800円+税。
ベーシックプランは年額22,800円+税。
低価格で青色申告に必要な機能を使いやすい。初年度無料キャンペーンがある場合もあり、導入しやすい。 できるだけ費用を抑えつつ、青色申告に対応したい個人事業主・フリーランス。 操作質問まで使いたい場合は、セルフではなくベーシック以上を検討した方が安心。
freee会計 スターターは年額11,760円。
スタンダードは年額23,760円。
スマホ入力・レシート撮影・自動連携を使いやすく、経理に時間をかけたくない人ほど費用対効果を感じやすい。 簿記が苦手な人、スマホ中心で入力したい人、確定申告作業をできるだけ簡単にしたい人。 スターターは機能が絞られるため、消費税申告やレシート管理を重視するならスタンダード以上も検討。
マネーフォワード
クラウド確定申告
パーソナルミニは年額10,800円。
上位プランも用意あり。
銀行・カード連携や周辺サービスとの相性がよく、会計以外の業務もまとめて効率化しやすい。 口座やカードの取引が多い人、請求書・経費・給与などもクラウドでまとめたい人。 最安プランだけで足りるかは、使いたい機能を確認して判断する必要がある。

会計事務所目線の結論:
コストパフォーマンスで選ぶなら、単純な年額料金だけでなく、 自分が毎月使い続けられる操作性・必要なサポート・将来の取引量 まで含めて判断するのがおすすめです。安さを重視するならやよい、スマホで効率化したいならfreee、連携機能を重視するならマネーフォワードが候補になります。

補足:無料と有料ソフト、どっちがいい?

補足:無料と有料ソフト、どっちがいい?

計ソフトには、無料で使えるものと、有料プランで使うものがあります。 「できるだけお金をかけたくない」という理由で無料ソフトを選びたくなる方も多いですが、会計ソフトは単純に無料か有料かだけで判断しない方が安心です。

無料ソフトでも、白色申告や簡単な収支管理であれば対応できるケースがあります。 たとえば、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」では、画面の案内に沿って金額を入力することで、所得税の申告書や青色申告決算書・収支内訳書などを作成し、e-Taxで送信することもできます。 また、やよいの白色申告オンラインのように、白色申告向けの無料プランが用意されているサービスもあります。

ただし、無料ソフトは「日々の記帳をどこまで効率化できるか」「銀行口座やクレジットカードとの連携が十分か」「困ったときに質問できるか」という点で、有料プランより制限が出やすいです。

特に、青色申告で最大65万円の控除を目指す場合は、複式簿記による記帳やe-Taxでの申告など、一定の要件を満たす必要があります。 そのため、取引量が増えてきた個人事業主・フリーランスは、有料のクラウド会計ソフトを使った方が、結果的に手間とミスを減らしやすくなります。

たとえば、副業で年に数回だけ収入があり、経費も少ない方であれば、無料ソフトや国税庁の確定申告書等作成コーナーでも対応しやすいでしょう。 一方で、毎月売上があり、クレジットカード決済・銀行振込・交通費・通信費・外注費などの経費が発生する場合は、無料ソフトだけで管理しようとすると、入力や確認に時間がかかりやすくなります。

会計事務所の実務目線で見ると、無料ソフトは「申告書を作るための最低限の道具」としては便利です。 しかし、毎月の記帳、レシート管理、口座連携、請求書管理、消費税申告、操作サポートまで考えると、有料ソフトの方が安心できる場面は多いです。 会計ソフトは毎年使うものなので、目先の無料だけでなく、確定申告前に慌てずに済むかどうかまで考えて選びましょう。

無料ソフトと有料ソフト|比較まとめ
種類 向いている人 具体例 注意点
無料ソフト 副業収入が少ない人、白色申告の人、取引件数が少ない人、まずは費用をかけずに申告したい人。 年に数回だけ売上がある副業、経費が少ないフリーランス、白色申告で収支内訳書を作成するケース。 記帳の自動化、口座連携、サポート、レシート管理などに制限が出やすい。取引量が増えると手作業が重くなりやすい。
有料ソフト 青色申告をしたい人、毎月売上や経費がある人、口座・カード連携を使いたい人、確定申告前に慌てたくない人。 個人事業主として継続的に売上がある、外注費・通信費・交通費などの経費が毎月ある、青色申告特別控除を狙うケース。 年額費用がかかるため、必要な機能とサポート内容を確認して選ぶ必要がある。初年度無料だけでなく2年目以降の料金も確認したい。

会計事務所目線の結論:
取引が少ないうちは無料ソフトでも対応できますが、青色申告をしたい方や、毎月の売上・経費がある方は、 有料ソフトで日々の記帳から確定申告まで管理する方が安心 です。無料か有料かではなく、申告直前に困らないか、毎月続けられるかを基準に選びましょう。

参考:国税庁「確定申告書等作成コーナー」、 国税庁「青色申告特別控除」、 弥生「契約プランについて知りたい」、 freee「個人事業主向け料金プラン

個人事業主向け会計ソフトのおすすめをご紹介【各社比較・具体的な選び方】

個人事業主向け会計ソフトのおすすめをご紹介【各社比較・具体的な選び方】

では、ここからは、個人事業主・フリーランスの方におすすめしやすい会計ソフトを具体的に紹介します。

会計ソフトには、大きく分けて、インターネット上で使えるクラウド型と、パソコンにインストールして使うパッケージ型があります。 最近は、銀行口座やクレジットカードとの連携、スマホでのレシート撮影、電子申告への対応などを考えると、クラウド型を選ぶ方が増えています。

一方で、「毎月課金されるのは避けたい」「パソコン中心でしっかり帳簿を管理したい」という方には、買い切り型のパッケージソフトも候補になります。 どちらが正解というよりも、事業規模・取引件数・スマホ利用の有無・サポートの必要性によって選ぶことが大切です。

先に結論|会計ソフト7選の選び方

個人事業主が最初に比較するなら、まずは やよいの青色申告オンライン・freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告 の3つを中心に見るのがおすすめです。

スマホで簡単に入力したいならfreee、銀行口座やクレジットカード連携を重視するならマネーフォワード、初めての青色申告をシンプルに進めたいならやよいが候補になります。 買い切り型を希望する場合は、みんなの青色申告やMJSかんたん!青色申告も比較対象になります。

ご紹介する会計ソフト7選

本記事で紹介する会計ソフト7選を、タイプ・料金目安・向いている人・注意点で整理すると以下の通りです。 料金だけで比較するのではなく、毎月の入力を続けやすいか、青色申告に対応しやすいか、サポートを受けられるかもあわせて確認しましょう。

※スマホでは横にスクロールして比較できます。

会計
ソフト
タイプ・料金目安 おすすめな人 注意点
やよいの
青色申告
オンライン
クラウド型
セルフ:年額11,800円+税〜
ベーシック:年額22,800円+税〜
初めて青色申告をする人、シンプルな画面で確定申告まで進めたい人。入力画面がわかりやすく、初心者でも使いやすい。 自動連携や外部サービス連携を重視する人には、やや物足りなく感じる場合がある。
freee
会計
クラウド型
スターター:年額11,760円〜
スタンダード:年額23,760円〜
簿記が苦手な人、スマホで経費入力を済ませたい人。質問に答えるような感覚で入力しやすい。 従来型の仕訳入力に慣れている人は、操作感が独特に感じることがある。
マネー
フォワード
クラウド
クラウド型
パーソナルミニ:年額10,800円〜
パーソナル:年額15,360円〜
銀行口座・カード連携を重視する人、請求書や経費管理もまとめたい人。取引明細の自動取得に強い。 機能が多いため、初期設定やプラン選びで迷うことがある。
Taxnote スマホアプリ型
無料プランあり
Plus:月額292円〜
スマホでシンプルに収支を記録したい人。まずは手軽に帳簿づけを始めたい人。 本格的な確定申告書作成や自動連携まで求める人には不向き。
みんなの
青色申告
パッケージ型
買い切り型
税込10,780円前後
毎月課金を避けたい人、パソコン中心で青色申告の帳簿を管理したい人。 クラウド型に比べると、スマホ入力や場所を選ばない運用には向きにくい。
MJS
かんたん!
青色申告
パッケージ型
買い切り型
税込7,920円前後
パソコンでしっかり帳簿管理したい人、入力画面の見やすさを重視する人。 スマホ完結やクラウド連携を重視する人には合いにくい。
勘定奉行
クラウド
クラウド型
法人向け
月額7,750円〜
将来的に法人化を見据える人、事業規模が大きくなってきた人、経理体制を整えたい事業者。 個人事業主が最初に使うソフトとしては高機能すぎる場合がある。

※料金は記事作成時点の目安です。キャンペーン、税抜・税込表示、プラン改定により変わる場合があるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。

目的別おすすめソフト

7つの会計ソフトを比較すると、個人事業主が最初に選びやすいのはクラウド型です。 特に、青色申告・スマホ入力・銀行口座連携まで考えるなら、やよい・freee・マネーフォワードの3つを中心に比較すると選びやすくなります。

初めて青色申告をする:やよいの青色申告オンライン
スマホ中心で簡単に入力したい:freee会計
銀行・カード連携で効率化したい:マネーフォワード クラウド確定申告
スマホで簡単に収支だけ記録したい:Taxnote
毎月課金を避けたい:みんなの青色申告、MJSかんたん!青色申告
法人化や本格的な経理体制まで見据える:勘定奉行クラウド

会計事務所目線の結論

個人事業主が会計ソフトを選ぶときは、料金の安さだけでなく、毎月の入力を続けられるか、確定申告まで迷わず進められるかを重視した方が失敗しにくいです。

迷った場合は、まずクラウド型の3社を比較しましょう。 やよいは初めての青色申告、freeeはスマホ中心の直感操作、マネーフォワードは銀行・カード連携による効率化 に強みがあります。パソコン中心で買い切り型を使いたい場合のみ、パッケージ型も候補に入れるとよいでしょう。

次に、一括支払いで使えるパッケージ型の会計ソフトについて見ていきます。 クラウド型とは料金体系や使い方が異なるため、毎月課金を避けたい方は確認しておきましょう。

パッケージ型は、初期費用は高いですが、運用時のコストが抑えられる利点があります。これに対して、クラウド型は、運用時にもそれなりのコストがかかるのが欠点です。

このため、自身の業務にあった会計ソフトを選択するのがよい、と思われます。

特に、確定申告との絡みで、一括支払いを選択したい場合もあるかと思います。自分にあった会計ソフトを選ぶことをおすすめします。

初めての青色申告なら、まずは無料で使いやすさを確認

→やよいの青色申告オンラインを無料で試してみる

※料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

一括支払いの会計ソフト(パッケージ型):「みんなの青色申告」「MJSかんたん 青色申告」「勘定奉行」など

一括支払いの会計ソフト(パッケージ型):「みんなの青色申告」「MJSかんたん 青色申告」「勘定奉行」など

一括支払いは、個人事業主としては確定申告などとのからみで、メリットの大きい方法となります。

一括支払い型の会計ソフトといえば、パッケージ型のソフトです。

パッケージ型としては、「みんなの青色申告」「MJSかんたん 青色申告」「勘定奉行」などの会計ソフトがあります。

まず「みんなの青色申告」は、青色申告というように、最初から確定申告に対応したソフトです。

ソリマチ株式会社が提供するインストール型の会計ソフトが、「みんなの青色申告」で、23年間の実績を有しています。クラウド型ではないので、初期費用はかかりますが、毎月の運用費用はかかりません。

MoneyLinkというパソコンを起動するたびに、金融機関から最新データを取込む独自機能も持っています。一度インストールするだけなので、その方がコストもかからずよいという人には、おすすめのソフトです。

同社では、「自動化+サクサク動作で、青色申告もこわくない」をモットーとしており、「インストール型ソフトならではの軽い動作と、クラウドの利便性を掛け算して、圧倒的に使いやすくなったみんなの青色申告がオススメです。」としています。

参照元:みんなの青色申告

次に「MJSかんたん 青色申告」も、確定申告対応で一括支払い型のソフトです。

株式会社ミロク情報サービスが提供する、パッケージ型の会計ソフトとなっています。パッケージ型の会計ソフトの中では、比較的には割安に利用でき、30日間の無料トライアル期間があるので、その中でソフトの適性を確認することができます。

同社では、「一般的な勘定科目はあらかじめ登録されているので、科目を選んで金額を入力するだけのかんたん操作で、記帳作業ができます。入力したデータは、自動で関連資料に反映されます。」としています。

参照元:かんたん!青色申告

これらのふたつのパッケージ型ソフト以外に、「勘定奉行」という会計ソフトもあります。

財務会計システムとしては、最大手で、個人事業主向けの会計ソフトを提供しています。導入後も最新のバージョンアップも可能なため、税制改正などにも柔軟に対応可能です。

参照元:財務会計システム 勘定奉行クラウド

ソフト名 料金(税込) 対応OS 主な機能 無料体験 特徴 向いている人
みんなの青色申告 11,000円(買い切り) Windows 帳簿作成、仕訳帳、損益・貸借レポート、申告書作成 15日間体験版あり 画面が直感的で、必要機能が厳選されており、初心者にも扱いやすい。 会計初心者、コストを抑えたい個人事業主
MJSかんたん青色申告 13,200円(買い切り) Windows 帳簿・仕訳入力、申告書、レポート、印刷対応 30日間体験版あり 仕訳と帳簿を同時表示で操作性◎。見やすい画面と手厚い操作サンプル付き。 やや慣れている人、安心感とサポート重視
勘定奉行 要問い合わせ(カスタム対応) Windows 財務会計、管理会計、原価管理、連結会計など法人向け高機能 無料デモ・相談あり 中堅企業向けの本格派。部門別損益や内部統制機能も対応。拡張性◎ 法人、中小企業、チームで使う会社経理担当者

クラウド型の会計ソフト:やよいの青色申告オンライン、マネーフォワード、freee

クラウド型の会計ソフト:やよいの青色申告オンライン、マネーフォワード、freee

パッケージ型のような一括支払い型の会計ソフトではありませんが、毎月の課金がOKの場合は、クラウド型の会計ソフトもおすすめです。

クラウド型会計ソフトで有名なのは以下のソフトです。

  • やよいの青色申告オンライン
  • マネーフォワード
  • freee

やよいの青色申告オンライン

まず、確定申告でも実績のある「やよいの青色申告オンライン」があります。

年会費制(毎月課金ではない)のみとなり、年27800円となりますが、初年度は無償という特典がついています。

同ソフトは、会計事務所としては、国内大手で且つ実績のある「弥生会計」事務所が提供する、クラウド会計ソフトです。

各地域にある「青色申告会」でも、本ソフトを推奨している場合も多くなっています。

「会計ソフト「弥生会計」なら、初心者でもすぐに使い始められ、帳簿付けから経営状態の確認、試算表、決算資料までかんたんに作成できます。」をモットーに、小規模法人や中小規模法人に適したソフトとして、「やよいの青色申告ソフト」などを提供しており、同ソフトでは1年間無料で試用でき、最初の取りかかりの会計作業にも最適です。

同社では、「かんたん、気軽に使えるインターネットにアクセスして利用するタイプの会計ソフトです。Macをメインで使っている方、手軽さと利便性を重視する方におすすめです。」としています。

参照元:弥生の会計ソフト

ソフト名 やよいの青色申告オンライン
運営会社 弥生株式会社(Yayoi Co., Ltd.)
対応OS・デバイス Windows / Mac / スマートフォン(iOS・Android対応)
料金プラン フリープラン:無料(機能制限あり)
ベーシックプラン:12,650円/年(税込)
トータルプラン:23,100円/年(税込)※電話・画面共有サポート付き
無料体験 ベーシックプランが1年間無料(初年度限定)
主な機能 ・青色申告対応帳簿の作成
・青色・白色申告書類の作成(電子申告対応)
・仕訳ナビ、自動仕訳補助
・スマホでレシート撮影→読み取り
・銀行口座やカードと連携して明細自動取得
・売上・経費などのグラフ表示
特徴 ・はじめてでも安心なナビ形式の操作画面
・クラウド型でインストール不要、Mac対応
・フリープランでも申告書の作成が可能
・入力ミスを防ぐガイドと補助機能あり
サポート体制 ・メールサポート(ベーシック以上)
・電話&画面共有サポート(トータルプラン)
・FAQ・チャットボット・公式ガイドも充実
おすすめユーザー ・初めて青色申告する個人事業主
・帳簿付けや確定申告が苦手な方
・コスパ重視で導入したい方
公式サイト

https://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro_ol/

弥生会計クラウドの評判・特徴を分析した記事も参考に

弥生会計クラウドの評判と特徴を詳しく解説します。【やよいの青色申告オンラインをレビュー】

ビジネスの成長や新規顧客の開拓に集中したいのに、日々の経理処理に時間を取られていませんか? フリーランスや個人事業主、中小企業の経営者、特にスモールビジネスを営む方にとって経理業務は避けて通れないですよね。 しかし、領収 […]

マネーフォワード

次に、金融サービス仲介業大手「マネーフォワード」があります。

年会費制と毎月課金の両方となり、年会費制では35,760円(月額換算:2980円)となり、やよいの青色申告オンラインより高くなります。なお毎月課金では、3,980円と比較的高くなります。

ただ、金融サービス仲介業大手で、またクラウド会計としても、会計ソフトで長年の実績もあります。

法人・個人事業主向けのクラウド会計を提供しており、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しています。

同社では、「インターネットバンキング・クレジットカード・電子マネー・POSレジなどの様々なサービスと連携することで、日々の取引明細データが自動取得されます。」としています。

また同社調査では、クラウド会計ソフトを導入して、会計業務は約2分の1に削減できた、としています(下記:同社のアピールポイント)。
・日々の取引の入力など面倒な作業は自動化し、業務効率を大幅に改善。
・データをクラウドに集約し、経営の見える化を実現します。

参照元:クラウド会計ソフトなら「マネーフォワード クラウド」

ソフト名 マネーフォワード クラウド会計
運営会社 株式会社マネーフォワード(Money Forward, Inc.)
対応OS・デバイス Windows / Mac / スマートフォン(iOS・Android対応)
料金プラン パーソナルミニ:月額1,408円 / 年額10,560円
パーソナル:月額1,848円 / 年額12,936円
パーソナルプラス:月額3,278円 / 年額35,760円(電話サポート付き)
無料体験 30日間無料トライアル(全プラン対象)
主な機能 ・青色申告対応の帳簿作成、確定申告書類出力
・銀行・クレジットカード・電子マネーとの自動連携
・請求書作成、経費精算、給与連携機能あり
・電子帳簿保存法/インボイス制度/e-Tax対応
・部門別・プロジェクト別の損益把握
特徴 ・金融データ自動連携が非常に強力
・スマホからも仕訳・チェックがスムーズ
・freeeよりも帳簿・仕訳の自由度が高め
・請求・給与・契約など他サービスとの統合が得意
サポート体制 ・チャット・メールサポート(パーソナル以上)
・電話サポートあり(パーソナルプラス)
・操作マニュアル・セミナー動画も充実
おすすめユーザー ・経費や請求書など会計周辺業務も一括管理したい方
・銀行・クレカ連携で業務を自動化したい方
・スマホとPCを併用したい事業者
公式サイト

https://biz.moneyforward.com/accounting/

マネーフォワードの評判・特徴を分析した記事も参考に

マネーフォワードクラウド会計の評判と特徴を詳しく解説します。

毎年の決算業務・確定申告でお悩みはありませんか? 事業経営者、フリーランスとして活動されている方にとって、経理や確定申告は避けて通れない業務ですよね。 しかし、その煩雑さや手間に頭を抱えている方も多いのではないでしょうか […]

freee:年会費も安価なクラウド型の会計ソフト

コスパを重視するのであれば、安価なクラウド型の会計ソフトとして、「freee会計」があります。

クラウド型の有利な点も活かしつつ、毎月の課金も他の大手会計ソフトに比べれば、安価となっています。

下記のような料金プランを提供しており、自分にあったプランから開始することも可能です。一番の利点は、毎月の費用が、年払いの場合「1千円」を切っていることも魅力です。

参照元:freee会計/料金プラン

同社は、クラウド会計ソフト大手で、クラウド型では国内ナンバーワンのシェアを持っています。個人事業主以外にも、多くの事業会社も利用しています。

以前pasture(現:freee 業務委託)と呼ばれたクラウド型ソフトでは、依頼元企業を中心として、個人事業主も参加できるような仕組みが構築されています。

この場合は、依頼元企業が月額使用料を払えば、個人参加の個人事業主は、当該プロジェクトでの会計処理は、無償で利用することができ、大きなメリットとなります。

同社は、下記のモットーをもとに、幅広いニーズに対応しています。今回記事でも取り上げた内容とも関連しており、クラウド会計初心者でも割合に使いやすくなっています。

  • 確定申告も決算業務もまとめて効率化
  • 日々の面倒な経理作業も、自動化により作業短縮。
  • わかりやすい画面で、初めての方の操作も安心。
ソフト名 freee会計
運営会社 株式会社freee(freee K.K.)
対応OS・デバイス Windows / Mac / スマートフォン(iOS・Android対応)
料金プラン スタータープラン:月額1,628円 / 年額19,360円
スタンダードプラン:月額2,948円 / 年額31,680円
プレミアムプラン:月額3,647円 / 年額39,600円(電話サポート付き)
無料体験 30日間無料トライアル(全プラン対象)
主な機能 ・青色申告・白色申告対応の書類作成
・スマホでレシート撮影→自動仕訳
・銀行・カード・電子マネーの明細自動取得
・請求書・見積書・納品書の作成
・e-Taxや電子帳簿保存法に対応
特徴 ・簿記の知識がなくても操作しやすいUI
・ステップ形式で確定申告が迷わず完了
・副業や複数事業にも対応可能
・クラウドなのでPC・スマホ間のデータ共有も簡単
サポート体制 ・チャット・メールサポートあり(全プラン)
・電話&優先サポート(プレミアムプラン)
・公式ヘルプ・使い方動画・オンラインセミナーも充実
おすすめユーザー ・会計初心者、簿記知識ゼロの個人事業主
・副業や小規模事業を複数運営している方
・スマホやタブレットで完結させたい人
公式サイト

freee会計の評判・特徴を分析した記事もございますので、参考にしてください。

クラウド会計ソフトfreeeの評判と特徴を詳しく解説します。

毎年の確定申告や経理業務で頭を悩ませていませんか? フリーランスや個人事業主、中小企業経営者の方にとって、経理は切り離せない業務。 しかし、その作業量や複雑さに困っている方は多いのではないでしょうか。 そんな方におすすめ […]

会計ソフトの選び方に関するQ&A よくある質問

初心者には、直感的に操作できるクラウド型の会計ソフトがおすすめです。たとえば、マネーフォワード クラウド会計は、スマホやパソコンで簡単に入力できます。初心者向けの使い方動画や解説記事が用意されているため、安心してはじめられます。また、面倒なデータ移行や初期設定を代行する導入支援もあり、サポート体制が整っています。
(参考:マネーフォワード クラウド会計|スマホで使えるおすすめの会計ソフトは?

一部無料で利用できるソフトもありますが、機能が限定的です。また、利用規模に制限がある場合も多いため、事業のニーズに合うか確認する必要があります。弥生会計オンラインなら、1年間無料ですべての機能を使用できます。無料版を試しつつ、必要に応じて有料版に移行することを検討しましょう。
(参考:弥生|クラウド会計ソフトなら無料で試せる弥生会計オンライン

スマホでも利用でき、銀行口座やクレジットカードのデータ連携が簡単なため、個人事業主にはクラウド型がおすすめです。税法改正への対応やバージョンアップが自動で行われるため、手間がかからない点もメリットです。オフライン環境で使用したい場合やランニングコストを抑えたい場合は、インストール型を選択しましょう。
(参考:マネーフォワード クラウド会計|無料で試せる経理・会計ソフト マネーフォワード クラウド会計

インストール型の会計ソフトであればソフトの購入費用だけで月々の使用料は必要ありませんが、クラウド型の場合は毎月使用料を支払わなければなりません。しかし、インストール型のソフトは税改正などに伴うアップデートが行われる際のバージョンアップでは、更新費用がかかるケースもあります。また、会計ソフトによってはサポートが有償の場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
(参考:マネーフォワード クラウド会計|会計ソフトのランニングコストはどんなものがある?削減するには?

A. 多くの会計ソフトは、領収書管理機能を備えています。スキャナやスマホ用アプリを使い領収書の内容を読み取れる機能があるソフトなら、日付や金額などがデータ化され自動で会計ソフトに取り込まれます。さらに、自動仕訳機能があれば仕訳も自動で行われます。従来のように1枚毎に領収書の内容を打ち込んだり、仕訳に迷ったりする必要はありません。
(参考:freee会計|領収書の管理

開業届を出していなくても、事業的な収入がある場合は会計ソフトを活用すると便利です。事業を本格化させた際の準備として記録を残しておくことができます。青色申告へ移行する予定がある場合は、移行が楽なものを選択しましょう。ただし、会計ソフトの導入に費用をかけても白色申告には特別控除がないため、メリットが少ない点は理解しておきましょう。
(参考:弥生|個人事業主におすすめの会計ソフト(確定申告ソフト)は?選び方を解説

freeeは、簿記知識がなくても使いやすいシンプルなUIと自動化が特長で、初心者に向いています。マネーフォワードは、請求書や給与、経費精算など周辺業務との連携に強く、業務全体を一元化したい人におすすめです。やよいの青色申告オンラインは初年度無料やサポートの充実など、コスパと安心感を重視する人に向いています。

はい、クラウド型であればMacでも利用可能です。freee・マネーフォワード・やよいの青色申告オンラインはすべてブラウザベースなので、WindowsでもMacでも問題なく使えます。スマホアプリにも対応しています。

多くのクラウド会計ソフトは、銀行レベルの暗号化通信・2段階認証・情報管理ポリシーなどを導入しています。freeeはプライバシー認証(TRUSTe)も取得しており、セキュリティ対策は非常に高水準です。

はい、クラウド型会計ソフトなら、税理士をアカウントに招待してリアルタイムに帳簿やレポートを共有できます。メールやExcelのやり取りが不要になり、確認・修正もスムーズです。

基本的には切り替えが必要です。個人と法人では会計処理や税制度が異なるため、法人専用プランやソフトを選ぶ必要があります。freeeやマネーフォワードは、法人プランへの移行がスムーズに行える設計になっています。

まとめ

会計ソフトについて、その基礎から応用分野、特に税制対応などを含めて、詳細に説明しました。

特に、各社の会計ソフトに関する参照元を記事内に記載しましたので、ご自身でも実際に当該ホームページを参照してみることをおすすめします。

本記事が、個人事業主のみなさまにとって、必要機能を有する会計ソフトを選択するための検討のお役に立てば幸いです。

会計ソフトについてのご不明点についてはお気軽にお問合せくださいませ。

会計ソフト導入のタイミング」については以下の記事も参考にしてください。

会計ソフトを導入・変更する時期はいつが良いか【企業・個人事業別に解説】

この度はContext会計事務所のコラムをご覧いただきありがとうございます。 当会計事務所は会計ソフト導入支援コンサルタントを行っていますので、「会計ソフトを導入・変更する時期はいつが良いの?」この様なご質問を受けること […]

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著者情報

早川覚
早川覚公認会計士・Context会計事務所代表
公認会計士、Context会計事務所・株式会社ContextJapan代表として、会計ソフト導入支援、コンサルを行っている。その他、法人化、バックオフィス整備等、経営者の裏方業務を専門としている。