今回は、会計ソフトの使い方を解説いたします。

freeeを使った事例をご紹介します。

※2024年11月時点の情報です。最新版の操作の確認はfreee公式サイトもご確認ください。

会計ソフトを使ってみましょう!(freee会計を例にします)

日々の取引入力

会計ソフトの基本は、日々の取引入力になります。

請求書や領収書、レシートを元に入力をしていきます。

現金での経費を入力してみましょう。

①収支の支出ボタンを選択します。最初から支出が選択されているので、今回は選択不要です。

②決済は基本的に完了で大丈夫です。12月31日時点で売掛金や買掛金がある場合は未決済を選ぶ事になります。

③口座のところは普通預金・現金・プライベート資金をプルダウンで選べるようになっています。今回は現金を選択します。

④発生日に領収書やレシートの日付を入力します。カレンダーから選ぶようになっていますが、発生日欄に手打ちで入力することも可能です。慣れてきたら、2024-06-01など手打ちで入力した方が早いこともあります。

⑤取引先にお店の名前などを入力します。途中まで入力すると、登録されている取引先が表示されます。登録されていない取引先を入力する際は、下の新規登録ボタンを選択します。

⑥勘定科目を入力します。漢字で「消耗」と打ったり、科目番号を覚えたら「710」もしくは「SHOU」などと打つと科目が表示されますので、プルダウンを選択します。もしくは「消耗品費」と打ってしまって、ENTERを押すのもありです。

⑦金額を手打ちします。

⑧品名・部門・メモタグに買った品物を入力します。取引先と同様に登録されている品名・部門・メモタグが表示されます。

そうすると下記の画面になりますので、支出を登録を選択します。

仕訳が登録され、画面の下部分に表示されています。

以上で日常の取引入力は終了です。

売上の入力は収支で収入を選択して、品名・部門・メモタグのところには取引内容を入力するだけで、基本的には同じです。

銀行口座の取引は、口座のところで普通預金を選択して入力していきます。

クレジットカードの取引も口座のところでプライベート資金を選択するだけで、入力方法は同じです。

この画面を使いこなすことができれば、個人事業の全ての取引入力ができます。

さらに、銀行口座やクレジットカードの自動取り込み機能やレシートの写真取り込み機能を使いこなすことで、入力処理を効率化することができます。

入力処理を1ヶ月分こなすと収支や資金繰りのレポートが自動で作成されますので、事業に活かしていく事ができます。

申告書作成

確定申告の時期になったら、申告書の作成をし申告まで進みます。

大まかに手順を説明すると、

・基本情報の入力

初年度に必要になります。2年度以降は情報に変更がないか確認しましょう。

・収支確認

日々の取引入力で、収支(損益計算書)はもうできあがっています。

売上、経費の額に間違いがないか確認しましょう。(画面では取引入力の解説で入力した120円の経費だけ反映されています)

・確定申告に関わる質問に答える

質問に「はい」「いいえ」で答えていくことで、確定申告書ができあがります。

税務会計の知識が無い方や確定申告が始めてという方は、少し難しいかもしれません。

初年度は各種専門家や税務署(電話相談センター)やfreeeのサポートに聞きながら進めることになると思います。

その後、ソフトが作成した確定申告書の確認をし、申告作業に進んでいきます。

まとめ

上記の作業で基本的な会計ソフトの作業の解説となります。

あとは、固定資産など高額な買い物をした時の処理や売掛金や棚卸しなど難しい処理もありますので、税務会計のしっかりとした知識が無い方で65万円控除を取りたい方は相談できる人を作っておくと良いと思います。

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著者情報

早川覚
早川覚公認会計士・Context会計事務所代表
公認会計士、Context会計事務所・株式会社ContextJapan代表として、会計ソフト導入支援、コンサルを行っている。その他、法人化、バックオフィス整備等、経営者の裏方業務を専門としている。