公認会計士講座って、調べれば調べるほど迷いますよね。料金も高いし、勉強期間も長い。だからこそ、私はいつもこう言っています。

「一番いい講座」より、“あなたが最後まで回せる講座”を選ぶのが正解です。

会計士試験は、短答(年2回:12月・5月)→論文(年1回:8月)という流れで進みます。ここで生活リズムと勉強のペースが合わないと、途中でグラつきます。試験の流れ自体は金融庁のQ&Aでも整理されています。

この記事は、現役の公認会計士(会計事務所を運営)として、主要5社(CPA/TAC/大原/LEC/クレアール)を同じ物差しで比較しつつ、「あなたはどれを選ぶのが失敗しにくいか」、分かりやすくまとめます。

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目次

公認会計士講座おすすめの最終ジャッジ:予備校選びで迷う人はこの基準で決めればOK

「公認会計士講座は結局どれがいいの?」って迷う原因はだいたい同じで、あなたの生活(使える時間・通学できるか・お金の上限)と講座の作りがズレているからです。

ここではズバッと「このタイプならここが選びやすい」を出しつつ、“なぜそう言えるのか”の根拠(公式の記載)もセットで書きます。

1日6時間以上を確保できる(受験専念・ガッツリやれる)→ CPAが第一候補

まず専念できる人は強いです。講座選びで迷うより、“最短合格の型”に乗せる方が勝ちやすい。

その観点でCPAは、公式のコース説明で「勉強時間がしっかり確保できる方におすすめ」「学習に専念できる方におすすめ」と明確に書いています。さらに短答の受験回数(最大4回)などもコースの前提として明示されています。

根拠①:専念向けの設計だと公式がはっきり書いている(=想定学習量が多い)

根拠②:料金・受講形態(通学/通信/併用)が公式に明記されていて比較しやすい

「専念で一気に受かりに行く」なら、まずCPAのコース・料金ページを見て、自分の受験回数(12月/5月)と学習期間が合うかを確認するのが最短です。

実績も高く、2025年の合格占有率66.7%となっており、手堅くいくならここ。

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“型”がないと迷う(カリキュラムに乗って走りたい)→ TACがハマりやすい

TACは、公式サイトでコース選びガイド(質問に答える形式)を用意していて、「12月短答か5月短答か」「短期でいくか標準でいくか」みたいに、迷いやすいポイントを最初から分岐させています。

さらに、校舎別・Web配信・教材発送まで含めたコース日程表を出しているので、受験回と生活に合わせて組みやすいのが強みです。

根拠①:コース選びガイドで、受験回(12月/5月)や学習スタイルを前提に分岐している

根拠②:日程表(教室/ビデオ/配信/発送)を公開していて、計画が立てやすい

「自分で計画を作るのが苦手」「迷って止まるタイプ」なら、TACは“合う確率”が上がります。まずはコース選びガイド→日程表の順に見るのが一番わかりやすいです。

勉強する場所・ペースが欲しい(環境で続けたい)→ 資格の大原が合いやすい

大原は、公式のコース詳細で「Web通信」「教室通学」など学習スタイルが整理されていて、価格も含めて見やすいです。たとえば「上級ベーシック合格コース Web通信」は一般価格の表示があり、対象者(短答受験者など)や開講時期も明記されています。

  • 根拠①:学習スタイル(Web等)・対象者・開講時期・価格が公式でまとまっている
  • 根拠②:“基礎から総復習して論文合格を目指す”など、コースの狙いが明確

「家だとダレる」「勉強を生活に組み込みたい」人は、こういう環境前提の選び方が刺さります。まずはコース詳細を見て、自分が初学者なのか/短答受験後なのかに合うコースを選ぶのがコツです。

初期費用を抑えてまず短答から(いきなり高額は不安)→ LECが選択肢になりやすい

LECは、公式の講座ラインナップで「短答合格コース」があり、税込価格の表示もされています(例:298,000円)。
このタイプの良さは、“まず短答に集中する”という切り方がしやすいところです。

  • 根拠①:短答合格コースとして商品ページ・価格が公式に明示されている
  • 根拠②:販売期間なども表示されていて、受験回に合わせた検討がしやすい

注意点も正直に言うと、短答の次(論文)をどう繋ぐかは最初に決めておいた方がいいです。短答だけ受かっても、その後に迷うとペースが崩れやすいので、LECで行くなら「短答→論文」の道筋を公式ラインナップで先に確認するのがおすすめです。

コスパ重視(通信で淡々と続けられる)→ クレアールが刺さる

クレアールは、公式でコースページに価格(割引例を含む)を出していて、通信で費用を抑えたい層が比較しやすい作りです(例:2年スタンダード合格コースの割引例の表示)。(※クレアールの料金ページは次セクションで別途まとめるとさらにSEO的に強くできます)

ここはハッキリ言うと、向いてる人が明確です。

  • 向いてる人:毎週の勉強時間を確保できて、通信でも淡々と進められる人
  • 向いてない人:計画がないとサボりがち、溜めがちな人

「費用を抑えたい」だけで選ぶと危ないので、クレアール系の通信を選ぶなら、“週の最低ライン”を先に決めてから入るのが失敗しにくいです。

会計士講座・予備校選びで失敗する人の共通点

ここを押さえると、広告の言い回しに振り回されにくくなります。

失敗する人は、だいたいこのどれかです。
「安いから」「有名だから」「なんとなく合格者が多そうだから」で決めて、あとからしんどくなる。

会計士試験って、内容が難しいのもありますが、それ以上に“やることが多い”。だから講座選びで大事なのは、教材の良し悪しよりも、

講義がちゃんと消化できる量か

問題演習(答練)にスムーズに入れるか

復習まで含めて、毎週回るか

この3つです。ここが噛み合うと、成績はちゃんと伸びます。噛み合わないと、気合いだけ削られていきます。

おすすめ公認会計士講座・予備校を比較

ここでは、CPA/TAC/大原/LEC/クレアールを、できるだけ同じ基準で見ます。

料金は改定やキャンペーンで動くので、この記事では「公式で確認できる代表例」を目安として載せます(最終判断は公式確認が前提)。

予備校 学習スタイル 料金目安 強いところ 弱いところ 向いている人 講評 公式リンク
通学/通信/併用 2年超速習:840,000円(例) 学習量が多い前提で設計されているため、専念できる人は「講義→演習→復習」を回しやすい。短答・論文まで一括で走る計画を立てやすい。 忙しい時期が続くと講義・演習が積み上がりやすい。両立の場合は演習優先の運用を作らないと遅れやすい。受講料は高め帯。 週40時間前後の学習時間を確保できる人/短期合格を狙って生活を寄せられる人 専念できる人は成果が出やすい。両立の場合は演習を先に固定すると安定する。
通学/Web/併用 料金はコース別 コース一覧と日程表が公開されているため、受験回(12月・5月)に合わせて「今週やること」を迷わず決めやすい。計画倒れが起きにくい。 受験回や開始時期に合わないコースを選ぶと負担が増えやすい。復習日を確保せずに詰め込むと、理解が浅くなりやすい。 学習計画を自分で作るのが苦手な人/日程に沿って進めたい人/答練中心でペースを作りたい人 受験回に合わせたコース選択ができる人は失敗が減る。日程表の確認が必須になる。
大原 公式
通学/映像/Web 上級ベーシックWeb:720,000円(例) 学習スタイルを選びやすく、生活に合わせて「続く形」を作りやすい。コース詳細に対象者・開始時期・価格がまとまっていて比較しやすい。 通学は移動が負担になる場合がある。Webでも演習・復習を固定しないと講義視聴が中心になり、得点につながりにくい。 勉強を習慣化したい人/通学かWebを状況で選びたい人/短答後に基礎から整理して論文へ進みたい人 続けやすさを優先する人に合う。通学の負担がある場合はWebで運用を固めると安定する。
通信中心 短答合格:298,000円(例) 初期費用を抑えて始めやすく、「まず短答で結果を出す」方針に合いやすい。短答で必要範囲に集中して回したい人に向く。 短答合格後の論文ルートを決めないと、次の選択で迷って学習が止まりやすい。通信のため週の学習ルールがないと遅れやすい。 短答から固めたい人/一括の負担を抑えたい人/段階的に受講を組みたい人 短答スタート派に現実的。短答後の論文ルートを先に決めると継続しやすい。
クレアール 公式
Web通信 2年:410,400円(割引例) 費用を抑えやすく、通信で淡々と積み上げたい人は費用対効果が出やすい。質問サポートを活用できると、詰まりやすい論点を早めに潰しやすい。 自己管理が弱いと遅れが拡大しやすい。週の最低学習量を決めないと止まりやすい。演習・復習の比率が低いと得点が伸びにくい。 通信でも学習時間を確保できる人/決めたルールを守れる人/質問を使って不明点を放置しない人 通信で続けられる人のコスパ枠。週の学習ルールと質問活用ができる人ほど成果が出やすい。

※列幅を固定し、長文は折り返す設定にしているため、表が崩れにくい構成です。

ここから本音:私は会計士講座を「この順番」で決める

比較表を見ても迷う人は、判断の順番がごちゃっとしてます。順番を固定すると、一気にラクになります。

1)通学が必要か、通信でいけるか

ここは“好み”じゃなくて“性格”で決めた方がいいです。

  • 家だとサボる、スマホ触る、集中切れる → 通学/自習室ありが向く
  • 家でも淡々とできる、移動がストレス → 通信が向く

通学が向いてる人は、講座の内容というより「勉強する生活」を作りたい人です。逆に、通学が負担になる人は、無理して通学にすると高確率で疲れます。

2)短答を「いつ」受けるか(12月か、5月か)

短答は年2回(12月・5月)、論文は年1回(8月)です。ここは固定ルールなので、先に決めた方がいい。

たとえば社会人なら、短答をどっちに合わせるかで現実が変わります。
12月狙いは、春〜秋の積み上げが必要。5月狙いは、年末年始〜春で追い込みが必要。あなたの繁忙期とぶつからない方を選びます。

3)講義より「演習→復習」が回るかで決める

会計士試験って、講義を見て「分かった気になる」のが一番こわいです。点数になるかは別。だから私は、講義のうまさより、答練・過去問・復習が迷わず回るかを重視します。

各社をもう少し具体的に目的別におすすめ各予備校をチェック

ここでは、広告っぽい褒め方はしません。「こういう人は合う」「こういう人はしんどい」をちゃんと書かせていただきます。

CPA会計学院が向いてる人

CPAは、コースの説明で「専念できる方向け」など、必要な学習時間の目安も書いてます。
ここがハマるのは、こういう人です。

  • 受験に専念できる(勉強時間を確保できる)
  • “とにかく最短で受かりたい”気持ちが強い
  • 多少お金がかかっても、効率と環境を取りたい

逆に向かないのは、毎日まとまった時間が取れない人。両立勢が選ぶなら、「講義を全部見る」前提を捨てて、演習中心で回す覚悟が必要です。

TACが向いてる人

TACはコース一覧で「推奨時期」「短答2回対応」などが出ていて、受験スケジュールに合わせやすいのが強みです。

向いてるのはこんな人です。

  • 迷わず“型”で走りたい
  • 自分でゼロから計画を作るのが苦手
  • 受験回(12月/5月)に合わせて、ペースを作りたい

向かないのは、コース選びを適当にやってしまう人。受験回とのズレが出ると、やることが増えやすいので、最初に日程・配信時期を確認してから選ぶのが安全です。

大原が向いてる人

大原はコース詳細ページで、学習スタイル(Web通信など)や価格が見やすく整理されています。
通学派・環境派に合いやすいです。

向いてるのは、

  • 勉強する場所が欲しい
  • 生活の中で勉強のリズムを作りたい
  • 通学/映像/Webなど、形を選びたい

向かないのは、移動が重い人。通学がストレスになるなら、Web寄りで組む方が結果的に続きます。

LECが向いてる人

LECは「まず短答合格コースだけ申し込める」「初期費用は298,000円」みたいに入口を軽くしているのが特徴です。
この作りは、合う人にはかなり助かります。

向いてるのは、

  • まず短答に集中したい
  • いきなり大金を払うのが不安
  • 必要に応じて段階的に組みたい

向かないのは、「短答が終わった後どうするか」を決めないまま始める人。短答→論文の切り替えで迷うと、そこでペースが崩れます。

クレアールが向いてる人

クレアールは割引後の料金例をはっきり出していて、コスパの強さが目立ちます。
また、サポートとして「質問は回数無制限」なども明示しています。

向いてるのは、

  • 通信で淡々と進められる
  • 毎週の勉強時間を確保できる
  • 質問をちゃんと使う(分からないを放置しない)

向かないのは、自己管理が苦手な人。通信はサボれる環境でもあるので、最初から「毎週ここまでやる」を決めておくのが必須です。

迷う人向け:あなたはどれを選ぶべきか(最終ジャッジ)

ここは記事のゴールなので、分かりやすく言い切ります。

受験に専念できるなら:CPA/TAC/大原から選ぶ

専念できる人は、勉強時間を投下できるので、講座の“型”がそのまま強みになります。
CPAは専念向けコースの説明が明確で、料金も公式に出ています。
TACはコースと日程表が揃っていて合わせやすい。
大原も上級系コースの情報が整理されています。

この中で迷うなら、最後は「通学で生活を変えたいか」「Web中心でいくか」で決めてOKです。

社会人・両立なら:受験回に合わせて“回る設計”のコースを選ぶ

両立は気合いじゃなくて設計です。
短答(12月 or 5月)→論文(8月)の流れがあるので、ここに無理なく乗れるコースを選びます。

両立勢がやりがちなミスは「講義を全部見ようとして遅れる」こと。
講義は必要なところだけ拾って、早めに問題演習に入る方が点数が伸びやすいです。

費用重視なら:LEC/クレアール。ただし“ルール”を決めてから始める

LECは短答から入りやすい価格を提示しています。
クレアールは割引例が分かりやすく、質問体制も明示。

ただ、費用重視の人ほど最初にやってほしいのがこれ。

  • 「平日○分、休日○時間」
  • 「毎週の答練(または過去問)を固定」
  • 「分からない論点はその週のうちに質問」

このルールがないと、結局遅れて、また追加でお金がかかります。

まとめ:おすすめは「続けやすい形」で決めた人が勝つ

最後にもう一回だけ、いちばん大事なことを言います。
会計士講座は、評判で選ぶより、あなたの生活で続く形で選んだ方が勝ちます。

  • 専念できるなら、型が強い(CPA/TAC/大原)
  • 両立なら、受験回に合わせて回るコースを選ぶ
  • 費用重視なら、入口が軽い(LEC/クレアール)+ルール固定

ここまで決めたら、最後は「無料体験・資料請求」で、UIの使いやすさと講義の相性を見て、合う方に寄せればOKです。

参考リンク(公式・公的情報)

  • 金融庁:公認会計士試験に関するQ&A(短答:年2回/論文:年1回など)
  • 日本公認会計士協会:令和8年(2026年)試験日程
  • CPA会計学院:コース・料金(2年超速習 税込840,000円など)
  • TAC:コース一覧/日程表(受験回に合わせやすい)
  • 資格の大原:上級ベーシック合格コースWeb通信(一般価格 税込720,000円の例)
  • LEC:始めやすい価格(短答合格コース 税込298,000円の例)
  • クレアール:2年スタンダード合格コース(割引例 税込410,400円など)/サポート(質問回数無制限の明示)

著者情報

早川覚
早川覚公認会計士・Context会計事務所代表
公認会計士、Context会計事務所・株式会社ContextJapan代表として、会計ソフト導入支援、コンサルを行っている。その他、法人化、バックオフィス整備等、経営者の裏方業務を専門としている。